恋愛が下手な人は例外なく営業ができない!

恋愛が下手な人は例外なく営業ができない!

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モテない = 仕事できない


最近仕事をしていて常々思うことが、恋愛が下手な人は本当に仕事ができない。

 

できない理由を一言にまとめると

「自分のことしか考えていない」

 

たった今カフェでこの記事を書いているのですが、横で話している「合コン反省会」がひどいです。

その会話の一部が以下です。

 

「今回の合コンはだめだった。自分のことを2時間で伝えきるなんて俺には無理だよ。俺の良さをわかってもらって興味を持ってもらうにはどうすればいいんだろう」

 

「顔は普通だったけど、性格がいいから、仲良くなりたいけど、彼女たちは自分の話に一言しか返してくれないから話が行き詰ってうまくいかなかった」

 

聞いているだけで、「100%うまくいかないだろ。。」と納得してしまう内容でした。

そして同時に「この営業は絶対に売れない」と思ってしまいました。

 

なぜこの人はダメなのか


要素として

  • 伝えることしか考えていない
  • 相手のニーズを聴き出しそれに対して打ち手を出していない
  • 他責

伝えることしか考えていない

2時間(商談)時間があったにも関わらず、自分を伝えきれていない。

基本的にコミュニケーションは相手の欲しい情報を伝える、そのためにヒアリングを重視をしなければならない。

営業に置き換えると

「トークスクリプトをフルに話せなかった」

と同じです。

問題なのはそれをできたとしてもそれは「勝手な押し売り」です。

 

恋愛も同じです。共通点も何も興味もないのにひたすら自分の田舎のことや生い立ち、高校時代の自分しか知らない内輪ネタを話されたとしたら。

誰が楽しいのでしょうか?

それはマスターベーションです。

 

具体的にこの人たちに営業をさせたら

  • 一字一句カタログを読み上げる
  • ひたすら製品の特徴を並べ立てる

ということに終わるでしょう。

必要なのは相手の興味を持ちそうな話題を、相手目線に立ってそれを引き出す会話をするということです。

自分のことは一切話す必要がありません。

相手が興味もちそうなの共通点が

  • 地元
  • 血液型
  • 誕生月・星座
  • 仕事
  • 趣味
  • スポーツ
  • 音楽

などで自分が得意な分野を中心に引き出し、話を引き出しましょう。

 

相手のニーズを聴き出しそれに対して打ち手を出していない

イケてないのが「自分の話したいリスト」「自分のことを理解してもらえる説明書」の紹介にばかり、注目してそれを実行できたかどうかを効果測定としてつかっているところです。

営業に置き換えるとカタログを読めば、絶対に興味をもってもらえると思っているし、そうでなければ「製品が悪い」「顧客が悪い」「セールスが難しい」と言って終わってしまうタイプです。

 

「営業(仕事)」で「恋愛」で何より大事なのは相手の欲しい情報を提供することです。

  • 自分の(大したことのない)経歴を語る
  • 自分の趣味・趣向・特徴を並べ立てる

これで興味を持ってもらおうとするのは確率論的に考えるとなかなか成功率は低くなります。

理由としては

同じ星座の確率は1/12

同じ趣味となるのはそれよりさらに確率が低いです。

同じ趣味になる確率を1/10だとしても

この二つを満たす人に出会える確率は 1/120

つまり、120人と合コンしたらであるほどの確率

難易度が高いです。

 

もし

  • 自分の(大したことのない)経歴を語る
  • 自分の趣味・趣向・特徴を並べ立てる

だけで興味を持ってもらえるような人いますが、その場合は一般的に市場価値が高く、なかなか流通していないすごい人です。

万が一、興味を双方持ったとしても釣り合っていないので、基本的に関係が発展する可能性は著しく低いです。

他責

反省すべき点、再考すべき工夫すべき点はいくらでもあるのに最終的に「相手がよくなかった」と他責にしてしまう人ももれなく仕事ができないです。

いくらでも学べる機会があるのにも関わらず自らそのチャンスを放棄しているからです。

 

前提として、

恋愛の場合

相手はあなたがいなくても、人生を楽しめている。生きていける。何一つ困っていない

仕事の場合

あなたの会社の製品がなくても売上が上がっている、経営ができている

このことは忘れないでください。

 

緊急でない、ニーズは顕在していたとしても代替製品にあふれている状況では自社の製品に切り替えるには合理的な理由が必要です。

恋愛では

彼氏は欲しいかもしれない、しかし若い年頃の女性は合コンの誘いは出会いは他にもある

 

そのハードルを越えなければ目的は達成できないのです。

 

ハードルを超えるの困難?自分にできる?


「そういわれると、確かにそうだ。」

「それじゃあ自分なんかには無理だ。。」

「高学歴や高収入もしくはおもしろいという自分にないスペックにならないとできない」

と思ってしまってはいないだろうか。

そんなあなたは一度は見たことがあるはずである。

「美女と野獣」カップルを。

 

それは偶然に発生したわけでない。理由があるのである。

 

おそらく、美女をゲットした野獣男子は営業ができます。

営業ができる、相手のニーズを満たすことができるタイプなのです。

 

営業は

コール数(アプローチ数) × 打率(営業力) = 成果

「無理なのではないか」と萎えたあなた

まず、アプローチしている絶対数は十分であろうか。質である打率をあげるためにも絶対的な数というのは大事です。

質量転化という言葉があるように、量をこなしていると質も必然的に上がっていきます。

毎回の失敗や成功を繰りかえすたびに人は学習するからです。

 

再度、先のダメ男君を考えてみましょう

先ほど、思いっきりなえてしまっているようなタイプの営業マンはどうでしょう。

彼らは

「製品力がないと、製品価格に優位性がないと、相手がたまたま製品を探していないと売れない」

と思っていることでしょう。

 

「自分の顔も普通で身長が低いから」

「学歴も収入もないから」

と思っていることでしょう。

 

ではモテる、営業ができるには?

リソースも製品の質がそこまでよくなくとも、どの会社でも営業ができる人は存在します。

そして美人を連れているブ男はそこら中にいます。

 

彼らはどうしているのか?

 

それは

「相手のニーズを顕在化させ、それにピンポイントのソリューション(解決策)を提示する」

この一言に尽きます。

 

ではどうやってそのニーズを顕在化させるのか?

 

それは

質問によって相手にとにかく話をさせる」

 

この一言に尽きます。

 

人は基本的に話すことが好きです。

「相手の話を聴く」のと「自分が話す」のであればほぼ間違いなく「自分が話す」ほうが好きです。

話が超絶におもしろい、もしくは非常に珍しい経歴や経験がある、のであれば話は別ですが、

そのような人はほとんど存在しません。

 

相手に話をさせる質問は?


ではどのように相手に話させる質問をするのか?

それを話す前に質問には二つの型が存在するというこを知っておきましょう。

何気なく会話をしているかもしれませんが、質問は二つに分けることができます。

それは

1.オープン質問

2.クローズ質問

の二つです。

 

オープン質問

オープン質問とは何か。

それはYes,Noのみで回答することできない質問

「どのように○○しますか?」

「どうして○○ですか?」

オープン質問を使うことで相手は自分が思っている以上のことを話すことがあり、

その引き出した情報を元にさらに話題を広げることで相手のニーズがどこにあり

また相手自身にそのニーズの大きさを認識させることができます。

 

クローズ質問

クローズ質問とは「会話が続かない」という人が頻繁に使う形式の質問です。

YesかNoで答えることができること、また、一言で回答できることです。

例えば

「出身はどこですか?」

「何歳ですか?」

「もっと売上が上がったらいいと思いませか?」

「競合はどこですか?」

などがそうです。

 

質問を実践でどう使う?


具体的に商談や恋愛の場でどのように使えばよいかというと、

 

恋愛の場合

「どこ出身ですか?」⇒「地元でどんなものが有名ですか?」

クローズからオープンにすることで、地元の出身の情報だけでなく、話を広げるヒントまでもらうことができます。

相手に話させることでどんどん引き出して、引き出した情報をもとにじっくりと広げることが話を盛り上げるコツとなります。

実際に会話がうまくいかない場合は間違いなく、クローズ質問をしています。

 

難しいかもしれませんが、意識的にオープン質問に切り替えましょう。

一度盛り上がってしまえば相互クローズを質問でどんどん展開することも問題ありません。

最初こそ大事なのでぜひ、オープン質問を多用しましょう。

 

営業の場合

まず、いきなり製品の話をしてはいけません。カタログを出すのを我慢してください。

カタログを出すとしたら自分の手元に置き、相手にはちらつかせ、中身を見せてはいけません。

 

最初にしなければならないことは質問です。オープン質問です。

「現状、御社の課題はなんでしょうか?」

「どのようなソリューションがあるともっと売り上げがあがると思われますか?」

 

以上のような質問を投げ、どのような課題がありそうかしっかりと見定めるのが仕事です。

ただ、営業のアポイントをとっておいて、いきなり「御社の課題は?」と聞いた場合、

「いいから提案を聞かせてください」となりかねないので必ず二つのことをしてからにしましょう

しといた方がよい二つのこととは

1.アイスブレーク

2.質問をさせてもらう意図の説明

アイスブレークに関しては、「天気」「オフィスの立地」「出身地などの共通点の話」他愛のないことで構わないので笑顔になれるような話題を一つ入れましょう。

構えている状態からガードをとることとなり、その後の話もスムーズに入りやすくなり、また質問で引き出せる情報量が変わるので必ずやりましょう。

質問させてもらう意図の説明は、「説明をさせていただく前により、御社にあった形でご説明させていただきたいので御社の状況に関して、いくつか質問させていただいてもよろしいでしょうか?」と必ず一言断りを入れましょう。断りを入れないと、相手をいらつかせてしまい、話が入っていかないこともあります。

 

上記二つの準備が終わったらいよいよ質問です。

質問としては下記のステップをとって質問をしていきます。

 

問題点に関して相手に話させ問題を再認識させる (オープン質問)

⇒その質問がどれだけ深刻か、その質問を解決するとどれだけ相手にメリットがあるのかということを相手に話させる(オープン質問)

⇒相手に「こんなソリューションがあったらいい」と言わせるように質問を誘導する(クローズ質問)

⇒そのソリューションを持ってきている、と相手に持ってきた「提案」を行う

 

以上が流れになります。

持っていく資料に関しては全く同じなのに、成果が違う人は上記のことを流れは違うことがあれどしっかりと行っているのです。

 

上記ができるかどうか、それが商談の勝敗を分けます。

言い忘れましたがアイスブレークは合コンなどでもめちゃくちゃ使えます。

一つくらいネタを仕込んでからいきましょう。

 

以上ができるだけで合コンから、営業まで人と関わり成果を出すことが非常に楽しくなります。

 

営業が苦手だった人、恋愛がうまくいかない、、と自身がなくなっていた人

ぜひ、質問をうまくつかい、攻略してみてください!

 

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