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現場に出ることで得る学び
この間、事業を通じ歯科医院に出ることで多くの学びを得ることができました。
また「歯科医師の層の広さ」 を知り情報を多角的にとる必要があることに気づきました。
医師と歯科医師の大きく違うところはその人の種類としての幅広さ です。
医師というレイヤー
医師はいわゆる偏差値の高い、高学歴集団(大学 偏差値65-72)
頭の回転の速い優秀な人、まじめな人が概して多いです。
社会的地位から、尊敬されている人が多く人格者も多いです。
歯科医師というレイヤー
一方歯科医師は、
田舎のヤンキーみたいな人、
ホスト系、
おたく系、
ビジネスマン系
まですべています。
大学の偏差値も38から65までと幅広いのも要因の一つかもしれません。
そして、歯科医師の世界は単純な一般企業などの社員以上に
学歴=その人の知性
が当てはまらない典型的な例でないかと思います。
学歴が偏差値50程度でも仕事に対する熱で知識量などは偏差値60以上を凌駕するというのはごく当たり前にあります。
変わった歯科医師事例
私自身が業界にいたときから変わった歯科医師の先生の例として、
スキンヘッドで木刀を持って、営業マンをなぐるような人から、
対面恐怖症で、まともに人と会話できない人まで見てきました。
自分自身も、訪問したクリニックにメーカーのくせに来てすぐ帰るとはなにごとだ、
と意味もなく1時間ほど、返してくれない軟禁状態を経験したこともあります。
(担当は6時間の軟禁。 自分は担当営業じゃないと理由で1時間で開放してもらえました)
面白い人材宝庫、歯科医師
人としてはるかに超越しているような尊敬できる人も多くいますし、低次元は話に執着、意味不明なクレームをつけるひともいてさまざまです。
ストレスが多い仕事ゆえ、理不尽なこと、理解しがたいことを言ってくる人もいれば、
古きよき日本の人情にあふれたやさしい人、 人が大好きな良い人もたくさんいます。
先日お会いした先生は頭がよく、業界の深い知見や人脈もあり、
その上で自身の経験や感覚をベースにいろいろとアドバイスをいた だけました。
その方はまさに「先生」と自然に呼びたくなるプロフェッショナルな方でした。
(学校の先生で尊敬できる人に会ったことがないので、
「尊敬できる先生」と会ったのは歯科業界に入ったときが初めてでした)
自分の立ち上げたビジネスのカリスマ歯科医師による評価
先生にはビジネス自体は「やめたほうがいい」「やるには遅すぎる」
と言われ、1ミリも刺さらない形となってしまいま した。
ニッチな業界だからという理由でざっくりとマジョリティに仕掛け るよりも、
さらに細分化したセグメントにたいし明確なポジショニング、
もしくは、 セグメンテーションをした市場別に刺さるメッセージを伝えていく 必要性を
感じることができる訪問となりました。
バランスをとるために、より生の現場の意見をとるために、
リーダー格の歯科医師だけでなく、
一般的なGPに対してもさらにヒアリングをすること、
さらに平均年齢である50‐60歳くらいの歯科医師に対しても
率直な意見を聞き取り入れていくことが必要であるということに気 づきました。
一方的でなく、双方向かつ立体的なサービスの提供を目指してがんばっていきます。