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日本をとがらせたい
私は日本をもっととがらせたいと思っています。
マーケティング的観点から日本という国がもっと戦略的に
経済活動を行える国になればいいと思っています。
最近では国の政策でも徐々に“とがり”?が見えてはきていますが、
もっと「とがっていい文化」に変わっていけたらと思います。
具体的になぜこれから「とがっていく」ことが
大事になってくるかと思ったかと言いますと以下の点からです。
- 日本の製造業、技術に関して中国および
韓国のキャッチアップの期間が非常に短くなってきた - 少子高齢化、それに続く大幅な人口減少
- 世界がインターネットでつながっている事実
- 日本から海外に出て行かなければいけない時代の到来
以下それぞれについてコメントしていきます。
1.日本の製造業、技術に関して中国、台湾および
韓国のキャッチアップの期間が非常に短くなってきた
こちらに関して、深刻な事実として中国、
韓国および台湾の技術力が日本に追いつき始めています。
そして一部に関しては日本は追い抜かれています。
昔のいわゆる「見た目だけ似通わせ、中身は劣悪」
というものも少なくなってきます。
事実として、実際に日本の技術者が現地に引き抜かれ、
正当に評価される環境でその技術を現地に伝え、
現地の技術レベルが上がり、またそれぞれの海外企業で
技術が育つ素地ができたためかと思われます。
アメリカなどで聞き込み調査をすると、
性能のよい中国製のもの、韓国製の家電などを
日本製のものと思っている人も増えています。
日本の「ものがいい」「高品質」というブランド力は浸透していて、
全てではないですが、今や韓国、中国製品は優れているという印象もあります。
また価格が安く、価格に対する価値とした点においては文句のないレベルに
なっていて世界的な大きな購買層はそちらへ流れるという現象が何年も前から起きています。
そういった時代背景はここ最近の5年10年前の出来事です。
例として日本の大企業のひとつのシャープ
シャープは大型液晶の分野を韓国勢にやられ倒産寸前になりました。
それを受けて1年ほど前に急遽戦略を転換しました。
転換後、亀山工場をスマホ向けの液晶に変換しました。
こちらの需要に関しては差別化がされていて、
技術的にもコスト的にも数年は優位性が保てると予測をしていたが、
現実としてはすぐに追いつかれてしまい、現在の業績低迷につながりました。
もちろん将来性が難しくなってきたこともあり、株価は下がっており、
大事な日本企業のひとつではありますが、投資家としては
今の状況でシャープに投資することはなかなか難しいレベルであるのは否めません。
2.少子高齢化、それに続く大幅な人口減少
現実問題として日本において2050年から2060年までに
今と比較し人口は30%以上減ります。
今はまだ信じられないかもしれませんが、
単純計算をすると、学校の3クラスは2クラスになり、
電車に乗る人も30%減る、そんな時代がやってくるのです。
日本の人口が減っても経済レベルを維持するためにどうすればいいのか。。
日本の政府がやっていることとして一人当たりGDPをあげる。
つまり女性の社会進出。
賛否両論ではありますが、
今までの扶養制度が「主婦」というものを増やしているというこで、
制度自体を変えようと動いています。
日本は豊かな国でアジアの中でトップ、
そのように思われている方も多いかもしれませんが、
一人当たりGDPで換算した際、日本は世界で27位、アジアで4位です。
(2014年データにおいて)
9位のシンガポール、24位の香港、26位のブルネイダルサラーム国
についで27位です。
日本の順位は年々下がっているのです。
韓国も31位とすぐそこです。
37位の台湾もいずれ日本を追い抜く勢いでしょう。
人口が大きく減ることが予測されている日本。
一人当たりGDPを上げ、移民政策も行い何が何でも日本を
繁栄させないと強国にどんどん飲み込まれていくのは目に見えています。
そのために変えなければならないひとつに教育があります。
日本の教育、文化として、どうしても
「みんな一緒」
「出る杭は打たれるからおとなしくしておこう」
「飛びぬけるといじめられる、友達ができない」
「コンセンサス(総意)が何より大事」
という文化があります。
この考えが日本の発展をさまたげています。
この教育システムを変えることにより、
日本のより洗練されたオタク文化
日本の匠の技術を持つエンジニア日本発祥かわいいカルチャー
多様性を持ちLGBTが生きやすい文化
日本の教育改革で英語が話せる人が増える
などを施せばもっと世界に飛び出せる日本人が増える、と私は思っています。
日本独自の「みんな一緒がいいから、みんなができないならできる必要がない」
「飛びぬけそうな人はみんなのグループに入れるようにひっぱってあげよう」
などといったことが起こっています。
これは良い意味でいったらその人のプライドを保つためのやさしさかもしれません。
しかし、たくさんの人のとがれる素質をつぶしていることが多くあります。
また、認め合うことができる器の大きさをつくる妨げにもなっています。
日本人という平均教養レベルが高く、
またビジネスマンとしてもバランス、レベルが高い日本人。
日本人はもっと活躍ができるはずなのです。
日本人は変わることが怖い、みんなの意見が大事ということからも、
新聞やテレビなどのメディアもとがることなく、
大衆向けのつまり「あたりさわりのない」メディアばかりが人気を集めています。
そういう情報しかアクセスできない人も多いのです。
現状の日本において、「とがったもの」はごく一部の人だけのものとなっています。
これが世界に出たことのない人からするとわからないのです。
海外ではテレビや紙媒体、インターネットのメディアがたくさんあります。
またさまざまな趣味趣向を持つ人たちが自由にいるので、
その人たちは自分に合うところからのみ情報を取ります。
それにより、経済ビジネスが成り立っていくため、
たくさんのとがった、優秀な人たちで協力をし、
さまざまなイノベーションが起こっているのです。
池上彰さん、すばらしい人です。
しかし、池上彰さんが賞賛されるような国民の情報レベルは
世界の優秀な人たちからしたら、つまらない国民なのです。
常識を平等に引き上げてそこで止まることを目的とした講義、
その先がないものが受けていることは勿体ないです。
教育の最先端の国フィンランドではプログラミングも義務教育化されます。
人口が少なく、高い生活水準を維持するためには
外に仕事を求めて仕事をするしかない国では、
英語とプログラミング、これはもう世界共通言語として必須の時代なのです。
この事実をあなたに知って欲しいのです。
これもメディアが「あたりさわりのないもの」ばかりであるため、
なかなか気づけないのが事実です。
日本は中国韓国と違い、報道の自由があります。
日本の政府が情報を規制することはありません。
実はその点では日本は
「とがりやすい」「とがってもいい国」です。
しかし、情報が規制されている中国人の方が
はるかに貪欲に情報を取りに、そして情報を発信しようと苦心しています。
そういうハングリーさも日本には必要と思っています。
人口が少なくなってきた今、求めらる一人あたりの生産性。
そのためにはやはり、複業(複業)からでも、
小さな経済活動でも行うことも非常に重要になってきます。
3.世界がインターネットでつながっている事実
世界がインターネットでつながっていることは誰しもが知っている事実です。
世界でインターネットでつながっている。
言葉にすると単純なことですが、これはすごいことなのです。
例えば、世紀の大発見をした人がアメリカの東海岸にいたとします。
その情報がネットで公開された途端にそれはアフリカの少年でも
アクセスすることのできる情報なのです。
まだ世界的にみてインターネットの普及率はそこまで高くありません。
しかし、アフリカなどでもよりよい教育のためにということで、
タブレットやPCなどを学校で採用し、それを用いて教育などを行うよう
NPO、国際機関もがんばっています。
その子供たちは英語で世界の英知にアクセスをし、
中にはそれに感銘を受け、ものすごい技術を開発する可能性が存在しえるのです。
優秀な人、頭のいい人というのは必ず一定割合でどの国、環境でも誕生します。
つまり、インターネットでアクセスできる人の絶対数が
すごい勢いで増えていくこれからの時代です。
今まで急速に発展してきたIT技術。
この技術発展の速度はさらに加速度的に成長していくのです。
私たちはほぼ毎日スマホにアクセスができ、
いつでも望めばトイレの中でも世界の英知にアクセスができるのです。
しかし、その英知にアクセスしている人は非常に少ないです。
こちらも一定割合必ずいますが、やはり少ないのです。
これから、日本は人口が減っていく中、そんな人を意図的に増やさないと、
どうなっていくか。
日本は人口の大きな国にはまず勝てません。
メキシコ、インド、ブラジル、インドネシア、フィリピン、
南アフリカ、ナイジェリア、将来的に日本はこれらのほとんどの国に
勝つだけの競争力を持てなくなるとも言われています。
しかし、優秀な人が多い日本人、今から少しでも多くの人が
意識を変えればまだ遅くはないのです。
日本が世界で通用し、引っ張っていくことのできる時代は
まだ迎えることのできる可能性は十分にあります。
そんなことができるようになるためのひとつとして、
少しでも人に「きっかけ」を与えたいというところから、
こういうブログということもやりはじめました。
インターネットという最強の武器の使用法のひとつです。
あなたもすでに武器を手にとっているのです。
インターネットとリアルの世界で日本人としてぜひぜひ戦っていきましょう。
4.日本から海外に出て行かなければいけない時代の到来
すでに2,3でも話していますが、インターネットで世界が近くなり、
競争が激化し、また内需が少なくなり外からお金を稼がなければならない
時代が来ることはもう目に見えています。
今まで「日本にいればいい」、「日本から出たくないから」
と言っている方が多かったが、それはほとんどの人が不自由なく
豊かな生活ができたのはすべて内需がたくさんあったからなのです。
先に述べましたインターネットが発達した時代ですので、
なにも必ずしも肉体的に海外に行かなければならないわけではありませんが、
英語を駆使し世界を相手にビジネスをするということは避けては通れない時代が来ています。
今後、IoTが進歩し、もっともっと便利な世の中になっていった際に、
農業、物流、タクシーなどの交通インフラなどは急速に自動化が進むでしょう。
そうなった際に、国内外で大きの人口が今ある仕事を失うでしょう。
悪い風に言うと、単純作業以外のクリエイティブさがない人、
海外に出て行けない人は仕事自体がなくなるでしょう。
良い言い方をすると、最低限の必要なものは自動化され国か企業が
提供してくれる時代がくるため、本当にやりたいことのみに注力できる時代がきます。
そんなときのためにあなたもしなければならないことは、
「本当にやりたいことを探す」ということです。
つまり、趣味、遊びをし、本来の自分に戻るという作業をするというこです。
日本人は我慢が美徳になっていますが、
我慢をする必要がないことが実はたくさんあるのです。
経営者などに多いのですが年に一度、
自分を振り返る時間というものを持ったりします。
それにより、今まで自分の行ってきたこと、これから行いたいこと、
人への感謝、自分のしてきたことを振り返り見つめなおす、
などということを行っています。
また心の中で考えるだけでなくそれを紙に書き出し
より頭の中身を明確にそして整理をするということを行っている人も多くいます。
そして、多くの人がやりたいこと、行いたいことは自分が経験し、
知っていることからしか出てきません。
「すべての創造は模倣から始まる」
という言葉があるようにすべてのことは
自分が知っていることの組み合わせからスタートします。
あなたの創造の枠を広げるためにも、
本当にやりたいことをより明確化するためにも
海外に出るという選択肢は非常に重要です。
広げたのちにやはり日本国内にやりたいことが
どうしても絞られるようであればそのときは改めて
国内に注力し日本のために価値創造を行いましょう。
インターネットで世界が近くなった今、
つまりほとんどのことがコモディティ化、
特に違いのない俗物化してしまうことで
何か大きな価値を生むこと、
チームとして能力を発揮すること、
発展し続けるためには
「とがっていくこと」ということが非常に重要になってきます。
私も少しでもとがっていくために、
とがりかたを研究するため、さらにいろんな経験をしていきたいと思っています。
これを書くことで少し自分を追い詰め、
ないがしろにしていたプログラミングに今日からまた再度、挑戦しようと心に決めました