FX(外国為替保証金取引)の恐怖

FX(外国為替保証金取引)の恐怖

FX(外国為替保証金取引)の恐怖

 

私は今や株で順調に稼げるようになってこそいますが、

私はそれまでには大きな授業料を払っています。

 

投資で成功している人、

稼げるようになっている人

がみんな授業料として大きな代償を払っているといいますが、

私も例外なくそのうちの一人です。

 

始めた当初は順調に儲けていました。

 

FX(外国為替保証金取引)で月に10万以上は儲かっていたので

それが面白く、暇あれば会社が終わり次第ずっと、デイトレードをしていました。

 

だんだん慣れて、金銭感覚も麻痺をし、

何十倍というレバレッジ(”レバレッジ”とは「てこ」という意味で、

実際に自分が持っているよりもはるかに大きな額を動かすという意味)

をかけて取引をしていました。
たまに1日に10万ほど損をだし、

翌日に25万円を儲ける。

 

そんな生活をしていました。

 

ある日一日に30万なくなり、

ものすごい恐怖に襲われました。

 

初めて1日の損害額が自分の月給を超えた際の「恐怖」は

今でも忘れないようにしなければならないと肝に銘じています。

 

だんだんと大きなお金を動かすことが平気になり、

自分は早くもベテランの域に達したと思っていました。

 

今になって思うのですが、

投資に関しては「これをクリアしたらベテランの仲間入り」

のような明確な基準はないので、正直

「いつ来るのかな?」

「もしかしたら自分は人よりも早く達しているのではないかな?」

など、今振り返ると恥ずかしいことを考えながら、

少しいい気になりながらトレードをしていました。

 

それなりにトレードで成果が出せるようになり、

ある日そのプライドから損を出すのがいやでポジションを持ったまま

(いわゆる為替で購入をしている状態、株式であれば株式を取得した状態)

で寝てしまいました。

 

ご存じの方も多いかと思いますが、

FX(外国為替保証金取引)は海外の通貨との取引であり、

時差が違う海外との取引となるので、

深夜でも早朝でも取引は世界で続いています。

(株式市場は日本の場合9:00~15:00です。(2015年5月現在))

 

多大なポジションを持ってしまった状態が習慣化した、ある日。

 

そう、忘れもしない、、

 

2011年3月11日14時16分、、

 

「東日本大震災」が起こりました。。

一日で私は約600,000円の損失を出しました。

その後、この大幅な下落は一時的なもので、一日もせず再度、上がることを信じて、
追証金(信用取引の委託保証金には「最低保証金維持率」が定められています。
これは信用取引をしている金額に対して、最低でも常にこれだけは維持しなければ
ならないという保証金の割合のこと。代用有価証券が値下がりしたり、信用取引を
している銘柄に含み損が生じたりした場合、委託保証金がこの「最低保証金維持率」
を保つために必要な額を下回った時には不足分の保証金が追加で必要になること。)
を入れたのですが、6日間でみるみる下落。
最終的には約1,3000,000円もの損失となりました。。。

チャートを見るとわかるように、
震災時に為替の値動きは1ドル83円から一時76円代まで大きく下落しました。

今の121円からすると約60%も違いますね。

チャートを見たら、もう少しポジションを持っていれば
そこまで損失が広がらなかっただろうにと思われるかもしれませんが、
底値をついた際に強制的に決済がなされ、大量の損益が確定。

その後再度ポジションを持つことは不可能になり、
当時のほぼ全財産を失いました。。

心臓がいたく、気分も悪くなり、ショックで1週間は仕事が手につきませんでした。。
わずか6日間の間に起きた損失額は当時の私が1年間頑張って働き、
貯金をしてもたどりつかない額だったのです。
当時、130万円を投資で1年で200万にしまた別に貯金もし、
数年以内に400万円の不動産の頭金がたまるという夢は数日で崩れ去りました。
また、しばらくは儲かっていたため、贅沢な暮らしをしつつあったので、
大きな損失と絶望感のみが残りました。
お金も持つ力の大きさに潰された瞬間は一生忘れることはないでしょう。
こうして自称ベテラントレーダーは儚くも散ったのでした。
(補足)
なぜ、危機的な状況にあって、暴騰(急激な上昇)ではなく暴落(急激な下落)をしたのか?

これは複雑な要素が絡んでいて、プロでも明確には答えることができないというのが本当
のところのようです。あえてあげるとすれば、市場参加者達もどちらかに激しく動く可能性
があるが、わからず、前回の阪神大震災の時に大きく円高が進んだこと、投機的にどちら
かに激しく動かすことが一部のトレーダーの間に思惑があり、また復興需要があるとし円
が強いトレンドが過熱をしたまたま大きく動いた可能性があるなどさまざまのようです。

FXはゼロサムゲームなのです。
(ゼロサムゲーム:複数の人が相互に影響しあう状況の中で、
全員の利得の総和が常にゼロになること、またはその状況を言う。
競馬・パチスロなどの賭博は、主催者側の取り分を除けば敗者から
集めた資金を勝者で分け合う仕掛けになっているため、ここに該当
すると言える。また、外国為替取引もここに該当する。Wikipediaより)
ゼロサムゲームであるが故、つまり超優秀な、
情報がふんだんに入ってくるプロのトレーダーと勝負をし
、勝ち続けなければ稼ぎ続けることはできないのです。

それでも為替の値動きは一定のラインを行き来し続ける
という特性を利用し、期間を区切らずに長期で勝負すれば
素人にも存分に稼ぐことはできます。

また、外貨預金のような形で海外通貨との金利差を目当てとして、
資産のリスクヘッジとして、外貨を持つというのは非常に賢いので
お勧めしたいですし、今後私自身も行っていきます。

なぜならインフレが起こるとそれだけで預金額が目減りしていること
と同じであり、円安が進むということも世界的に見ると日本人の持って
いる日本円建の金融資産は目減りしていることになるからです。
私の主観にはなりますが、攻めのFXではなく守りのFXは非常に使える
と思います。
また、逆に守りで行う分にはそこまで勉強を積まずとも感覚的にもできるので、
やりながら勉強してみるというのも非常におすすめです。
FXがゼロサムゲームですが、
株式投資は資本主義経済をベースとし、
GDPが経済が成長している際にはプラスサムゲームとなります。

つまり、マクロ経済が世界の経済の動向がわかっていれば
損はないというのが株式投資になるわけです。

それが私が勉強の後、株式投資に軸足を移した理由でもあります。
話がずれましたが、その後、しばらく2年ほどは強いトラウマがあり、
「投資」「FX」という文字を見るだけで体が過剰反応し、
鬱々とした気分になるほどのダメージを受けていました。
しかし、どうしても負けたままで終わることができない性格だったため、
情報が複雑なFXからより情報が株式投資に変えようと決断をし、
1年半じっくりと勉強しました。

その間に少しお金が貯まり、また投資がしたくなってきたため、
そのタイミングで投資を再開することとしました。
最初にFXが魅力的に感じた点の大きな理由のひとつは
自分のお金よりもはるかに大きな力を使えるからです。

 

例えば今自分が持っているお金が100万円だとして、
プロの凄腕トレーダーでも運用益は年利10~20%、
つまり1年かけてせいぜい120万円程度の運用益しか出していません。
市場の成長率を考えると、実はそこまで素人と変わらない成果しか
あげていないのです。
(実際は非常に大きなお金で損失を出すことができないので、
また、投資によって市場が大きく動くので、素人の投資にない難しさがありますが)

実際に100万円しかない人は投資で増やせる額はその程度なのです。
これは知っておかなければいけないことです。

しかし、もし株の信用取引を使い、300万円分を運用し、
年20%のお金を生むことができたとしたら、+60万円。
つまり、100万から160万円で年60%の利回りが実現できるということなのです。

通常市場は成長しているので、普通に投資をしていて約5~15%の収益が
得られるといわれているのが国内株式市場です。(海外だと5~25%)
例えば、株式投資を国内で行うとして、年利回り5%くらいは手堅くとれるとしましょう。

3倍の力を使い年5%増やしたとしたら、実質年15%。
これが複利で運用されたとすると、
100万円は

10年で404.5万円

20年で1637万円にもなります。
もしこれが、10%で運用できていたとすると

10年で1379万円

20年で1.9億円にもなります。
100万円が1.9億円以上になる可能性があるというのはすごいことです。
 
100万円は社会人になり、3年以内に貯めることができる額です。
(3年間かけたとしたら、月2.8万円の貯金)
貯めている間に株の勉強をしていて、たまったと同時に投資をすれば、
20年後にはすごいことになっています。
レバレッジやOPM(Other People’s Money=他の人のお金、つまり
自分以外の人のお金。不動産ローンなどでひく融資もこれにあたります。)
が使えるだけで、資産レベルを貯金だけしている人とは別次元まで増やすことができるのです。

それが私が投資をする、そしてあなたに進める所以です。
そう、つまり、FXも大きな運用を狙わず、
大きなお金を適度に動かし、コントロールすることで、
思っているよりも簡単にお金というのは増やせるのです。
投資というのは時間がかかることにより、
莫大な数字に雪だるま式に増やすことのできるすばらしい手法です。
(そのため14%ほどの利率でお金を借りる「消費者金融」で破産する人も多いのです。)
ネットで情報はなんでも手に入ります。

最低限の情報を得て市場に参加しましょう。
勉強を続け、自身をコントロールできるようになれば問題なく収益をうみだすことができます。

また、みんな市場に入ることでこの国はもっと豊かになります。
市場は時には厳しくつらいこともありますが、
そこから得られるものは計り知れません。
やらないという安易な選択肢をとるのは簡単です。

You only live once – 人生は一度っきり

“‘If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?
‘ And whenever the answer has been ‘No’ for too many days in a row,
I know I need to change something.

– もし今日が人生最後の日だとして、今日やろうとしていることをやりたいかと
自らに問いてみたときに、”No”が何日も続くようであれば、何かを変えなければならない。”
– Steve Jobs

明日という未来は今までの過去と今日という一日の結果です。
未来を変えたければ、今日、その望む未来へ踏み出さなければいけません。

あなたと投資を通じ、この国を豊かにしていけたらと思います。

 

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