【副業セミナー詐欺】“今日参加すれば稼げる!”という甘い言葉に隠されたカラクリとは?

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急増する「副業セミナー詐欺」の被害

「副業で月10万円」「スマホ1台で稼げる」「初心者歓迎」などの言葉に誘われて参加したセミナーが、実は詐欺の入り口だった――そんな被害が全国で急増しています。

特にSNS広告やLINE勧誘で気軽に申し込めるスタイルが多く、ターゲットは20〜50代の幅広い層。なかにはその場で数十万円を支払ってしまう人も珍しくありません。

副業ブームに便乗した悪質ビジネスに騙されないためにも、事前に実態を知っておくことが重要です。

よくある副業セミナー詐欺の手口

副業詐欺セミナーは、初回の誘い方こそ無料や格安でも、**本命はバックエンド商品(高額講座や情報商材)**の販売です。主な流れは次の通りです。

  1. SNSや広告で無料セミナーに誘導
  2. その場で「特別枠」「本日限定」と強調
  3. 10〜50万円超の講座・商材を契約させる
  4. 「この教材通りにやれば確実に稼げる」と保証めいた表現をする
  5. 稼げないと相談しても「努力が足りない」と返される
  6. 最終的に連絡がつかなくなる、あるいは返金拒否される

このような手口は、実績のない人間に「夢」だけを売る構造です。

セミナーでよく使われる“心理テクニック”

副業セミナー詐欺で特徴的なのは、心理操作によって参加者を契約に追い込むテクニックです。よく使われるのが以下のような言葉です。

  • 「今決められる人が成功します」
  • 「稼げない人は“行動しない人”だけ」
  • 「この場限りの特別価格です」
  • 「あなたには才能があります、稼げるタイプです」
  • 「あなただけにこのチャンスを与えます」

これらの言葉で**“今ここで買わなければ損”と思わせる**ように仕向けてきます。

支払い方法に要注意!ローン・クレジット契約の罠

セミナー詐欺では、以下のような支払い手段がよく使われます。

  • 消費者ローン(信販会社を使って分割)
  • クレジットカード決済(高額一括支払い)
  • 後払い決済(Paidy、NPなど)
  • PayPayやLINE Payなど即時送金サービス

特に危険なのは、「支払い能力がない」と伝えても**「分割にすれば大丈夫」と強引に契約を進めてくるケース**です。

契約書もろくに確認させず、クーリングオフができないような状態にさせられることもあります。

実際にあった被害事例

事例1:20代男性「LINE副業」で月収50万と聞いて参加

最初のセミナーは無料だったが、後日“上位コース”の案内が来て38万円の講座をローンで契約。教材通りに実践したが稼げず、連絡もつかなくなった。

事例2:30代女性 インスタの広告から参加

「自宅で稼げるママ向け副業セミナー」に参加。安心感のある女性講師だったが、最終的に49万円の動画編集講座に誘導され、返金にも応じてもらえなかった。

セミナーに参加してしまった場合の対処法

詐欺的なセミナーに参加し、契約してしまった場合は以下のように対応しましょう。

  • 8日以内ならクーリングオフ可能(特定商取引法に基づく)
  • 支払い明細・契約書・会話録音をすべて保管
  • 消費者ホットライン(188)へ相談
  • 高額ローン契約時は金融庁・貸金業協会にも連絡を
  • 警察への被害相談も検討(詐欺罪・不当勧誘など)

返金交渉には時間がかかる場合もありますが、専門家の支援を受けることが回復の近道です。

本物の副業と詐欺副業の見極めポイント

以下のチェックリストで、危険な副業セミナーかどうかを見抜く目を養いましょう。

  • ✅ 具体的な仕事内容が明かされていない
  • ✅ 稼いだ証拠が「口コミ」や「スクショ」だけ
  • ✅ 稼ぐまでに高額教材やツールが必要とされる
  • ✅ 決断を急かされる(今だけ・今日だけ)
  • ✅ 支払い方法をしつこく案内される
  • ✅ クーリングオフや契約条件の説明が不十分

本当に有益な副業は、仕事の内容やリスクを最初からきちんと説明しています。
「すぐ稼げる」という言葉は、まず疑うのが鉄則です。

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