【マッチングアプリ詐欺】“いいね”から始まる金銭トラブルと恋愛を利用した手口とは?

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マッチングアプリ詐欺が急増中!出会いの裏にある危険

スマホ1台で手軽に出会える「マッチングアプリ」。恋人探し、結婚相手探し、気軽な交友関係など、現代の出会いのスタイルとして定着しています。しかしその利便性の裏側で、恋愛感情を利用した詐欺被害が急増しています。

「やっと理想の人と出会えた!」と思った矢先、実は相手は詐欺師だったという事例は後を絶ちません。とくに30代~50代の男女がターゲットにされやすく、被害額も高額化しています。

マッチングアプリ詐欺の典型的な流れ

マッチングアプリ詐欺は、次のような流れで展開されます。

  1. 魅力的な写真と好意的なメッセージで接近
  2. やりとりが深まると「LINE交換」を持ちかける
  3. 恋愛感情を醸成したあと、投資・送金などの話題に移行
  4. 「あなたのために」「未来を一緒に考えたい」と言って金銭要求
  5. 支払った途端、連絡が取れなくなる/ブロックされる

この一連の流れは、「ロマンス詐欺」とも呼ばれ、被害者の心理に巧妙につけ込んでくるのが特徴です。

よくある詐欺のパターンと事例

以下のような手口には特に注意が必要です。

  • 「仮想通貨やFXに詳しいので、増やしてあげる」などの投資詐欺型
  • 「海外出張中で口座が使えない」「医療費が必要」などの送金要求型
  • 「会うための渡航費を援助して」などの渡航費詐欺型
  • 「副業で稼げる方法を教える」と言って、情報商材を買わせる副業詐欺型

また、プロフィールや写真は他人のSNSから無断で使用されているケースも多く、検索すれば実在しない人物と分かる場合もあります。

被害者が信じてしまう心理構造とは?

なぜ、明らかに怪しい話でも人は騙されてしまうのでしょうか? その理由には以下のような心理が関係しています。

  • 寂しさ・孤独感:誰かとつながりたいという思いが判断力を鈍らせる
  • 恋愛モード:相手を信じたいという願望が危機察知を麻痺させる
  • 褒め言葉・依存関係:頻繁なメッセージや称賛で、相手への依存を深めてしまう
  • 断れない性格:優しさや責任感が仇となるケースも

詐欺師はこれらを熟知し、何百通りものトークスクリプトで対応してきます。被害にあってしまうのは、決して「騙されやすい人」だけではないのです。

怪しいと感じたらチェックすべきポイント

  • 顔写真があまりにも整いすぎている/モデル風
  • 出身地・職業・年収などが曖昧
  • プロフィールに“誠実さ”や“将来のパートナー探し”を強調しすぎている
  • 会おうとすると理由をつけて断る/ビデオ通話も避ける
  • 短期間で恋愛的な言葉を頻発する

このような兆候がある場合、相手の正体を一度疑ってみることが必要です。

騙されてしまった場合の対応と通報手順

万が一、詐欺と気づいた場合は、次の対応を早急に行いましょう。

  1. 相手との連絡を即時中断し、記録を保存(スクショや履歴)
  2. アプリ運営会社へ通報(ブロック&違反報告)
  3. 最寄りの警察署に被害届を提出
  4. 消費生活センター(188)やサイバー犯罪相談窓口に連絡
  5. 金融機関に返金可能か照会(振込先が明確な場合)

また、アプリによっては**「あんしん補償制度」や返金サポートを提供しているケース**もあるため、利用規約やヘルプセンターも確認しておきましょう。

安心して出会うための予防策

  • アプリ内の認証済アカウントかどうかを確認
  • プロフィール写真を画像検索して他人の写真でないか調査
  • LINEや外部SNSにすぐ移行しない
  • 会うまでは金銭や投資の話題には絶対乗らない
  • 信用できる友人に相手の情報を相談・共有する

「いい人だな」と思ったら、一度疑って調べる勇気が何よりも大切です。

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