【SNS投資詐欺】“この方法で稼げました”の投稿に潜む罠とLINE勧誘の正体とは?

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「スマホ1台で誰でも稼げる方法」
「たった30日で資産10倍!」
「投資初心者が初月から50万円達成」

そんなキラキラした投稿に惹かれ、LINEを追加した結果、気づけば大金を失っていた──。

これは、SNSを入り口とした投資詐欺の典型例です。

近年、特にX(旧Twitter)やInstagram、TikTokなどのSNSで“投資成功者”を装った詐欺アカウントが急増しています。彼らの多くは、初心者をLINEなどに誘導し、詐欺的な投資商品や偽の口座開設に巻き込みます。

この記事では、SNS投資詐欺の手口、被害事例、対処法を徹底解説し、「SNS経由の投資情報=99%危険」と言える理由を明らかにしていきます。


Contents

SNSを使った投資詐欺が急増中!

2020年以降、SNSでの副業・投資関連の投稿数は爆発的に増加しました。それと同時に、SNSを悪用した投資詐欺も急増しています。

▼ 実際に増えているSNS詐欺の事例

  • 投資勧誘詐欺:LINEで仮想通貨購入や海外口座開設を指示
  • アフィリエイト詐欺:高額教材購入を迫る(“稼げる方法”の販売)
  • ポンジスキーム:新規参加者の資金を分配し「運用益」と偽る

特に若年層(20〜30代)の被害が拡大中で、「SNSで見かけて信用してしまった」「身近な人もやっていたから」といった心理が被害拡大を助長しています。


Twitter・Instagram・TikTokに現れる“成功者”の正体

SNSで見かける「資産家」「投資成功者」アカウント。その多くは、実在の人物ではなく“演出されたキャラ”である可能性が高いです。

▼ よくある演出パターン

  • 高級車・タワマン・ブランド品との写真投稿
  • 取引画面を掲載して「今週も〇〇万円の利益!」
  • 「昔は貧乏だったが、投資で人生が変わった」系のストーリー展開
  • フォロワー数を“買って”信頼感を演出(ボットアカウント活用)

これらは、“信頼”と“憧れ”を作り出してLINEへ誘導するための仕掛けに過ぎません。


「初心者でも稼げる」などの投稿に注意

SNS詐欺の本質は、**「再現性のない成功例を、あたかも誰でも実現可能かのように見せる」**ことにあります。

▼ 典型的な誘導フレーズ

  • 「元手1万円からでもOK!」
  • 「知識ゼロでも大丈夫」
  • 「3ステップで毎日安定収入GET」
  • 「資産形成はこれからの常識!」

こうした言葉で投稿を見た人に“自分もできそう”と錯覚させ、LINE登録へ誘導します。
実際には、“稼げる方法”など存在せず、高額な商材販売や詐欺的投資が待っています。


LINE登録後の勧誘パターン

LINE登録後、詐欺師は非常に計画的・段階的にあなたを囲い込みます。

▼ ステップ別に見る詐欺の流れ

  1. 初期:フレンドリーな会話で安心感を演出
     「今日はお仕事ですか?副業探してるんですか?」など雑談風
  2. 中期:成功体験の共有
     「私はこの方法で〇〇万円稼げました」
     「生徒の一人は初月30万超えました」
  3. 後期:口座開設・仮想通貨の購入を指示
     「この専用サイトに登録してね」
     「ビットコインを送って運用スタートです」

最終的には、金銭を“出資”させられた後に連絡が途絶えるというパターンがほとんどです。


口座開設を促される危険な理由

投資詐欺に巻き込まれた人の多くは、「口座開設を勧められて応じた」という共通点があります。

▼ 詐欺師が口座開設を誘導する理由

  • 出資者の資金を集約するための“偽プラットフォーム”に誘導
  • 作った口座が“マネーロンダリング”に悪用される
  • 取引履歴が消せないため、本人が違法行為に加担した証拠になる

また、被害者に開設させた口座をそのまま“闇バイト”など別の詐欺にも転用するなど、犯罪の踏み台として使われる可能性もあります。


騙されたと気づいたときの行動手順

▼ 被害に遭ったら、すぐにやるべき5ステップ

  1. やり取り履歴(LINE・DM・画面キャプチャ)をすべて保存
  2. 自分の口座情報や取引記録をまとめておく
  3. 金融庁・警察・消費者センターへ連絡・相談
  4. クレジットカード・銀行・仮想通貨取引所へ詐欺報告と口座凍結依頼
  5. SNSやブログ等で「被害事例」として発信(他者防止)

被害者が泣き寝入りせず行動することで、二次被害の拡大を防ぐことができます。


SNSから始まる詐欺への防衛術

SNSは便利で楽しい反面、**詐欺師にとっても“最高の営業ツール”**です。
以下のような“詐欺よけマインド”を持つことが、自衛の第一歩です。

▼ SNS投資詐欺から身を守る6つの習慣

  1. “稼げる”と断言する投稿は100%疑う
  2. LINE・DMに誘導されたらブロックする
  3. 「初心者OK」は詐欺の定型句と認識する
  4. 特商法表示がないサービスは利用しない
  5. 口コミやレビューも“サクラ”が多いと知る
  6. お金の話はSNSよりも専門家・公式情報から学ぶ

まとめ:SNS=詐欺の温床。投資を始める前に“疑う力”を

SNSは便利なツールですが、「投資の入り口」としては最も危険な場所です。

  • SNSで“稼げる”とアピールしている人のほとんどが詐欺グループの一員
  • LINE追加=被害の入り口
  • 投資知識がない人こそ、プロの“獲物”になる

✅ 最後に伝えたいこと

「簡単に稼げる情報は、他人には教えない」

これが真理です。
他人に儲け話を広める人は、その裏であなたを搾取しようとしていることを忘れないでください。

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