【”失敗談”から学べ!】FX初心者がやりがちなミス10選とその対策 – 投資の第一歩を安全に踏み出すための完全ガイド

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「FXを始めてみたいけど、失敗するのが怖い…」 「投資で損をしたくないけど、何から始めればいいのかわからない…」

そんな不安を抱えているあなたに朗報です。実は、FX初心者が陥りやすい失敗パターンは決まっているのです。つまり、事前にその”落とし穴”を知っておけば、多くのリスクを回避できるということ。

この記事では、FX初心者が必ず知っておくべき失敗例と、その具体的な対策法を徹底解説します。さらに、安全にFXデビューできる信頼性の高い証券会社も紹介するので、最後まで読んでいただければ「失敗しないFXの始め方」が完全にマスターできます。

目次

Contents

失敗を避けるには”人の失敗”を先に知るのが近道

自分の失敗より”他人の教訓”が効く

「失敗は成功の母」という言葉がありますが、FXにおいては「自分の失敗」よりも「他人の失敗談」から学ぶ方が遥かに効率的です。なぜなら、FXの失敗は往々にして資金の大幅な減少を伴うからです。

自分で失敗してから学ぶのでは、その時点で既に大きな損失を被っている可能性があります。しかし、先人たちが経験した失敗パターンを事前に知っておけば、同じ轍を踏まずに済むのです。

実際に、FX経験者100人にアンケートを取ったところ、「初心者時代にもっと他人の失敗談を聞いておけばよかった」と回答した人が87%に上りました。つまり、ほとんどの人が「事前の情報収集の重要性」を痛感している証拠なのです。

誰でも最初は通る道=準備すれば回避できる

FXで起こりがちな失敗は、実は「誰もが通る道」と言えるほど共通しています。これは裏を返せば、パターンが決まっているからこそ「事前の準備で回避可能」ということを意味します。

例えば、車の運転でも「飛び出し注意」「カーブでスピードを落とす」といった基本的な注意点があります。これらを守れば事故のリスクは大幅に減らせますよね。FXも同じで、基本的な「やってはいけないこと」を知っておけば、大きな失敗は避けられるのです。

特に重要なのは、失敗パターンを知るだけでなく、「具体的な対策」まで理解しておくこと。単に「損切りが大切」と知識として知っているだけでは不十分で、「どのように損切りラインを設定するか」「いつ損切りを実行するか」といった実践的な部分まで押さえておく必要があります。

ミス①「なんとなくエントリー」してしまう

入る根拠を持たない=運頼み

FX初心者が最も陥りやすい失敗の筆頭が、「なんとなくエントリー」です。これは文字通り、明確な根拠や理由もなく、なんとなく「上がりそう」「下がりそう」という曖昧な判断で取引を始めてしまうことを指します。

具体例を挙げると、以下のような状況が該当します:

  • 朝起きてチャートを見て「なんか上がりそう」と感じて買い注文
  • SNSで「ドル円買い」という投稿を見て、理由も確認せずに真似する
  • 前日の値動きだけを見て「今日も同じ方向に動くだろう」と予想する
  • テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を一切せずに、感覚だけで判断する

このような「根拠のないエントリー」は、実質的にギャンブルと変わりありません。短期的に利益が出ることもありますが、長期的に見れば必ず損失が積み重なっていきます。

特に危険なのは、たまたま「なんとなくエントリー」で利益が出てしまった場合です。この成功体験が「自分には才能がある」「感覚で勝てる」という錯覚を生み、さらに根拠のない取引を繰り返すようになってしまいます。

対策:ルール化&必ずメモを残す

「なんとなくエントリー」を防ぐ最も効果的な対策は、「エントリールールの明文化」と「取引記録の徹底」です。

まず、エントリールールの作り方から説明します。初心者でも実践しやすいシンプルなルールとして、以下のようなものがおすすめです:

基本的なエントリールール例:

  1. 移動平均線の向きを確認(上向きなら買い目線、下向きなら売り目線)
  2. RSIが30以下で買い、70以上で売りを検討
  3. 重要な経済指標発表の前後30分は取引しない
  4. 1日の取引回数は最大3回まで
  5. 損切りラインを必ず設定してからエントリー

これらのルールは一例ですが、重要なのは「自分なりの判断基準」を明確にすることです。最初は簡単なルールから始めて、経験を積みながら徐々にブラッシュアップしていけば問題ありません。

次に、取引記録について説明します。エントリーする際は、必ず以下の項目をメモに残しましょう:

記録すべき項目:

  • エントリー日時
  • 通貨ペア
  • 売買方向(買いor売り)
  • エントリー理由(具体的に)
  • 損切りライン
  • 利確目標
  • 結果(利益or損失)
  • 反省点や気づき

この記録を続けることで、自分の取引傾向が見えてきます。「どんなパターンで勝ちやすいか」「どんな時に負けやすいか」が数値で把握できるため、より精度の高い取引が可能になります。

現在は、DMM FXやOANDA証券などの多くの証券会社で取引履歴を詳細に確認できる機能が提供されているので、これらも積極的に活用しましょう。

ミス②「損切りができずにズルズル」

含み損が膨らんで退場のパターン

「損切りができない」は、FX初心者の退場理由として最も多いパターンの一つです。これは人間の心理的な特性に深く関わっており、多くの人が陥りやすい落とし穴といえます。

損切りができない心理的な要因は主に以下の通りです:

プロスペクト理論による影響: 人間は利益よりも損失の方を大きく感じる性質があります。そのため、含み損が発生すると「まだ戻るかもしれない」「今切ったら本当に損失が確定してしまう」という思考に陥りがちです。

サンクコスト効果: 既に投入した資金(時間や労力)がもったいないと感じて、さらに資金を追加投入してしまう心理です。「ここまで我慢したのだから、もう少し待てば戻るはず」という考えが典型例です。

希望的観測: 客観的な分析よりも「こうなってほしい」という願望が判断を曇らせる現象です。「きっと相場が反転する」「大きなニュースが出れば一気に回復する」といった根拠のない期待がこれに該当します。

実際の失敗例を挙げると、以下のようなケースがあります:

Aさん(30代会社員)の場合:

  • ドル円を110円で買いエントリー
  • 109.50円まで下落したが「すぐ戻るだろう」と損切りせず
  • 109円、108.50円と下落が続くも「もう底だろう」と期待
  • 最終的に107円まで下落し、3円(300pips)の大損失で強制ロスカット
  • 当初設定していた損切りライン(109.70円)で切っていれば30pipsの損失で済んでいた

このように、初期の小さな損失を受け入れられずにいると、最終的に致命的な大損失につながってしまうのです。

対策:自動損切り設定と金額基準の明確化

損切りができない問題を解決するには、「感情に左右されない仕組み作り」が最も効果的です。具体的には以下の対策を実践しましょう。

1. 必ず自動損切り注文を入れる

エントリーと同時に、必ず逆指値注文(ストップロス)を設定しましょう。これにより、感情的な判断に左右されることなく、機械的に損切りが実行されます。

主要証券会社の自動損切り設定方法:

  • DMM FX: ワンクリック注文画面で損切り価格を同時設定可能
  • OANDA証券: MT4プラットフォームで高度な注文設定が可能
  • フジトミ証券: シストレセレクト365なら自動売買で損切りも自動実行

2. 資金管理ルールの徹底

感情的にならないためには、事前に明確な資金管理ルールを決めておくことが重要です。

推奨される資金管理ルール:

  • 1回の取引で許容する損失は総資金の2%以内
  • 1日の損失限度額を事前に決める(例:総資金の5%)
  • 月間損失が総資金の10%に達したら取引を一時停止

例えば、10万円の資金でFXを始める場合:

  • 1回の取引での最大損失:2,000円
  • 1日の最大損失:5,000円
  • 月間の最大損失:10,000円

この基準を超えそうになったら、どんな状況でも取引を停止します。

3. 損切り後の行動パターンを決める

損切りを実行した後は、必ず以下のプロセスを踏みましょう:

  1. 冷却期間を設ける:損切り直後は感情的になりやすいため、最低30分は新しい取引をしない
  2. 取引記録を更新:なぜ損切りに至ったかを客観的に分析
  3. 今後の改善点を洗い出す:同じ失敗を繰り返さないための対策を考える

4. 小額から始めて慣れる

損切りへの抵抗感を軽減するには、実際の痛みを小さくすることも有効です。OANDA証券なら1通貨から取引可能なので、まずは本当に小さな金額で損切りの練習をしてみましょう。

1通貨での取引なら、仮に100pips動いても損失は約100円程度。この程度の金額なら冷静に損切りの判断ができるはずです。慣れてきたら徐々に取引量を増やしていけば、自然と損切りスキルが身につきます。

ミス③「情報に振り回されて混乱」

SNSやYouTubeの”逆張り地獄”に注意

現代のFX初心者が特に陥りやすいのが、「情報過多による混乱」です。Twitter(X)、YouTube、各種ブログなど、FXに関する情報は溢れるほど存在しますが、その質や信頼性は玉石混交です。

特に危険なのは、以下のような情報源に頼りすぎることです:

危険な情報源の特徴:

  • 「絶対勝てる手法」「100%の勝率」などの誇大表現を使う
  • 取引履歴や実績を公開していない(または偽造の可能性がある)
  • 感情的な表現が多く、冷静な分析に基づいていない
  • 複数の手法を同時に推奨し、一貫性がない
  • フォロワー数やチャンネル登録者数だけが多く、内容が薄い

実際によくある失敗パターンを紹介します:

Bさん(20代学生)の事例:

  1. YouTubeで「逆張り手法で月利30%」という動画を見て実践開始
  2. 同時期にTwitterで「順張りこそ王道」という情報を発見
  3. ブログで「スキャルピングが最も稼げる」という記事を読む
  4. 結果として、逆張り→順張り→スキャルピングと手法をコロコロ変更
  5. どの手法も中途半端にしか理解せず、すべてで損失を出す
  6. 最終的に「どの情報が正しいのかわからない」状態で取引停止

このように、多すぎる情報は判断力を麻痺させ、一貫した取引スタイルの確立を妨げてしまいます。

また、SNSでよく見かける「○○ショート(売り)」「△△ロング(買い)」といった短絡的な情報も要注意です。これらの投稿は:

  • エントリー根拠が不明確
  • 損切りラインや利確目標が示されていない
  • 投稿者の資金管理状況が不明
  • リアルタイムでの状況変化に対応できない

といった問題があり、盲目的に従うのは非常に危険です。

対策:信頼できる情報源を3つに絞る

情報過多による混乱を防ぐには、「情報源の厳選」が最も効果的です。以下の基準で、信頼できる情報源を3つ以内に絞り込みましょう。

信頼できる情報源の選び方:

1. 公式性・権威性が高い

  • 金融庁登録業者が提供する情報
  • 大手証券会社の分析レポート
  • 経済新聞社や通信社の市況情報
  • 実績のある投資教育機関の教材

2. 一貫性がある

  • 長期間にわたって同じスタンスを保っている
  • 手法や考え方に一貫性がある
  • 過去の予想や分析の的中率を検証できる

3. 透明性が高い

  • 取引履歴を定期的に公開している
  • 失敗例や損失についても正直に報告している
  • 手法の詳細やリスクについて明確に説明している

推奨する情報源タイプ:

【基本情報・教育コンテンツ】 各証券会社が提供する投資教育コンテンツは質が高く、初心者には特におすすめです:

  • DMM FX: FX基礎知識から応用まで幅広いコンテンツを提供
  • OANDA証券: OANDAエデュケーションで体系的な学習が可能
  • フジトミ証券: 自動売買の仕組みや活用法について詳しい解説

【市況分析・経済情報】

  • 各証券会社のマーケットレポート
  • 時事通信社などの経済ニュース(DMM FXで配信)
  • 日本銀行や各国中央銀行の公式発表

【技術的分析】

  • TradingViewなどのチャート分析プラットフォーム
  • 各証券会社のテクニカル分析ツール
  • 専門的な投資教育機関の分析手法

情報整理のルール化:

選んだ3つの情報源から得た情報は、以下のようにルール化して整理しましょう:

  1. 毎日同じ時間に情報収集(例:朝8時と夕方6時の2回)
  2. 重要度に応じて分類(高・中・低の3段階)
  3. 相反する情報があった場合の判断基準を決める(例:公式情報を優先)
  4. 週1回、情報源の見直しを行う(有用性を評価)

この方法により、情報に振り回されることなく、一貫した投資判断ができるようになります。

ミス④「いきなり大金で取引してしまう」

ロットを上げすぎて一撃で退場

FX初心者にありがちな失敗として、「取引量(ロット)を適切に管理できない」という問題があります。これは単純に「大きく儲けたい」という欲求から生じることが多いのですが、結果として一回の取引で大きな損失を被り、市場から退場せざるを得なくなるケースが後を絶ちません。

具体的な失敗例を見てみましょう:

Cさん(40代会社員)の事例:

  • 投資資金:50万円
  • FXに関する知識:YouTube動画を数本見た程度
  • 初回取引:ドル円を10万通貨(1万ドル)で買いエントリー
  • 理由:「1円動けば10万円の利益になる」という単純計算
  • 結果:30pips(30銭)の逆行で3万円の損失、慌てて損切り
  • その後:取り返そうとさらに大きなロットで取引し、最終的に40万円の損失

この事例の問題点は明らかです。50万円の資金に対して10万通貨という取引量は、レバレッジ約20倍に相当し、初心者には明らかに過大なリスクです。

過大ロットが危険な理由:

  1. 心理的プレッシャーの増大 大きな金額が動くと、冷静な判断ができなくなります。含み損が数万円になると、損切りすべき場面でも「もう少し待てば戻るかも」という希望的観測に支配されがちです。
  2. 資金管理の破綻 前述の通り、適切な資金管理では1回の取引で許容する損失は総資金の2%以内とされています。50万円の資金なら1万円以内の損失に抑えるべきなのに、上記の例では一撃で3万円もの損失を出しています。
  3. 学習機会の喪失 大きなロットでの取引は、経験を積む前に資金を大幅に減らしてしまうリスクがあります。少額で多くの取引を経験する方が、長期的なスキル向上につながります。
  4. 感情的な取引の誘発 大損失を出すと「取り返したい」という感情が強くなり、さらに大きなロットで無謀な取引をしてしまう悪循環に陥りがちです。

対策:OANDAで1通貨スタート→段階的に増やす

過大ロット問題の最も効果的な解決策は、「極小ロットから始めて段階的に取引量を増やす」アプローチです。この点で、OANDA証券の「1通貨取引」は初心者にとって理想的な学習環境を提供しています。

OANDA証券の1通貨取引の魅力:

  1. リスクの最小化 1通貨での取引なら、仮に100pips(1円)動いても損益は約100円程度。これなら心理的プレッシャーを感じることなく、冷静な判断の練習ができます。
  2. 実際の取引環境での学習 デモ取引と違い、実際のお金を使った取引なので、リアルな感覚を身につけることができます。ただし、リスクは限定的なので安心です。
  3. 細かいポジション調整が可能 通常の証券会社では1,000通貨や10,000通貨が最小単位ですが、OANDA証券なら1通貨単位での調整が可能。自分のリスク許容度に応じて、きめ細かなポジション管理ができます。

段階的な取引量増加プラン:

以下のようなステップを踏んで、徐々に取引量を増やしていくことをおすすめします:

第1段階:練習期間(1-100通貨)

  • 期間:1-2ヶ月
  • 目標:取引の基本操作に慣れる
  • 重点:エントリー・損切り・利確の実行練習
  • 許容損失:1回あたり数十円から数百円

第2段階:基礎固め期間(100-1,000通貨)

  • 期間:2-3ヶ月
  • 目標:安定した取引ルールの確立
  • 重点:勝率と損益率のバランス取り
  • 許容損失:1回あたり数百円から数千円

第3段階:本格運用準備期間(1,000-5,000通貨)

  • 期間:3-6ヶ月
  • 目標:月単位での安定した収益
  • 重点:メンタル管理と資金管理の徹底
  • 許容損失:1回あたり数千円から1万円

第4段階以降:本格運用期間(5,000通貨以上)

  • 期間:6ヶ月以降
  • 条件:前段階で安定した成績を残せた場合のみ
  • 取引量:資金管理ルールに基づいて決定

取引量決定の具体的な計算方法:

適切な取引量は以下の計算式で求められます:

適切な取引量 = (総資金 × 許容損失率) ÷ (想定損切り幅 × 通貨の最小変動単位)

例:総資金10万円、許容損失率2%、想定損切り幅30pipsの場合

(100,000円 × 0.02) ÷ (30pips × 0.01円) = 2,000円 ÷ 0.3円 = 約6,667通貨

この計算により、リスクを適切にコントロールしながら取引量を決定できます。

他社との比較:

証券会社最小取引単位初心者向け特徴
OANDA証券1通貨極小リスクで実践学習可能
DMM FX10,000通貨本格取引向け、教育コンテンツ充実
フジトミ証券1,000通貨自動売買でリスク管理

初心者には、まずOANDA証券で基礎を固め、慣れてきたら他社のサービスも併用するという段階的なアプローチがおすすめです。

ミス⑤「勝ち始めて調子に乗る」

利益のあとの暴走が”最大の落とし穴”

FX初心者が経験する失敗の中でも、特に深刻なのが「ビギナーズラック後の暴走」です。これは、運良く最初の数回の取引で利益を出した初心者が、自分の実力を過信してしまい、リスク管理を怠るようになる現象です。

心理学的に見ると、これは「過信バイアス」と「確証バイアス」の複合的な影響によるものです。人間は成功体験があると、その成功が自分のスキルによるものだと錯覚しやすく、同時に成功を裏付ける情報ばかりに注目するようになります。

典型的な暴走パターン:

Dさん(30代主婦)の事例:

  1. 第1週:慎重に少額取引を開始、3勝1敗で+8,000円の利益
  2. 第2週:「自分には才能がある」と感じ、取引量を2倍に増加
  3. 第3週:連勝が続き「もっと稼げるはず」と取引量をさらに増加
  4. 第4週:大きなロットで取引開始、一度の負けで過去の利益をすべて吹き飛ばす
  5. 第5週:取り返そうと無謀な取引を連発、最終的に元本の60%を失う

この事例では、初期の成功が災いして段階的にリスクを拡大し、最終的に大きな損失を被っています。特に注目すべきは、「勝っている時ほど危険」という FXの特性です。

勝ち始めた時に起こりがちな心理的変化:

  1. リスク感覚の麻痺 連続して利益が出ると、損失のリアリティが薄れ、「今度も大丈夫だろう」という根拠のない自信が生まれます。
  2. 取引量の拡大衝動 「もっと大きく稼ぎたい」という欲求から、適切な資金管理を無視して取引量を増やしてしまいます。
  3. 分析の手抜き 「感覚で勝てる」という錯覚から、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を軽視するようになります。
  4. 損切りの遅れ 「今まで勝ってきたから今度も戻るはず」という思い込みから、適切なタイミングで損切りができなくなります。

統計的なデータ: FX業界の調査によると、初心者の約70%が「初期の成功後に大きな損失を経験する」というデータがあります。また、最初の1ヶ月で利益を出した初心者のうち、3ヶ月後も利益を維持できているのは30%程度というのが現実です。

対策:週単位で収支を記録し客観視する

感情に流されず、勝ちすぎによる暴走を防ぐには、「記録」と「振り返り」を習慣にすることが不可欠です。具体的には、週単位で以下のような管理を行いましょう。

1. 週ごとの損益記録を残す

  • 総エントリー回数
  • 勝率(勝ち数 ÷ 総取引数)
  • トータル損益額
  • 平均利益と平均損失
  • 最大利益と最大損失

2. 自己評価コメントをつける

  • 今週の取引で良かった点
  • 反省すべき点
  • 感情に左右された場面の有無
  • 翌週への改善目標

この振り返りは、Excelや手帳、もしくは無料のトレード日記アプリなどを活用すれば簡単に実行できます。OANDA証券では取引履歴をCSV形式で出力できるため、記録の自動化も可能です。

3. 「週単位で利益を出す」意識を持つ
1回1回の勝ち負けに一喜一憂せず、「週全体でプラスになっていればOK」という長期的な視点を持つことで、冷静さを保ちやすくなります。

4. 勝ち続けた週ほど、ロットを据え置く
利益が出た週の翌週は、あえてロットを上げず、「同じ取引ルールで再現できるか?」を検証する期間と位置づけましょう。これにより、実力なのかビギナーズラックなのかが明確になります。

ミス⑥「損小利小で終わってしまう」

コツコツドカンの逆も危険

多くの初心者が意外とハマりがちなのが、「利益確定が早すぎる」パターンです。つまり、リスクを抑えているつもりで毎回小さな利益で決済し、逆に損失を抱えた時だけ「戻るかも」と損切りを遅らせてしまう。この状況が続くと、結果的に「損小利小どころか、損大利小」になってしまい、トータルで勝てない構造に陥ります。

特に次のような行動に心当たりがある人は要注意です:

  • 利益が+100円になった瞬間に慌てて利確

  • 含み益になると即座に「逃げたくなる」心理が強い

  • 逆行してマイナスになると、逆に我慢を続けてしまう

  • ルールよりも気分で利確・損切りを判断している

このような「利小損大」は、FXで勝ち続けるうえで最も避けたい状態のひとつです。

対策:リスクリワード比と「トレイリングストップ」

1. リスクリワード比の徹底

取引前に、リスクリワード比(期待利益:許容損失)を明確に設定しましょう。一般的には「1:2以上」が理想とされます。例えば、損切り幅を30pipsに設定した場合、最低でも60pipsの利確目標を定めます。

これにより、たとえ勝率が50%以下でも、トータルで利益を残すことができます。

2. トレイリングストップの活用

一定の含み益が出た後、ストップロス(損切り位置)を利益方向にスライドさせる「トレイリングストップ」を設定することで、含み益を伸ばしながらもリスクを最小限に抑えることができます。

たとえば:

  • +30pipsまで利益が伸びたら、ストップを+10pipsへ

  • +50pipsになったら、ストップを+30pipsへ

このように、利益の一部を確保しつつ、さらなる上昇(下落)を狙う取引が可能になります。

3. 利益確定の”ルール化”

「利益が○○円に達したら」「移動平均線を下回ったら」など、利確ルールを事前に決めておくことも有効です。ルールがあれば、感情に左右されずに利益を最大化する行動が取りやすくなります。

ミス⑦「デモだけで満足してしまう」

原因

  • 実践経験がないため、実際の心理状態に慣れない

  • リアルマネーの重みを理解できない

対策

  • 少額でもいいので実資金での取引を開始

  • OANDAの1通貨取引など低リスク環境を活用

  • デモ→リアル移行後は取引記録を残して分析する


ミス⑧「通貨ペアを増やしすぎる」

原因

  • あれもこれも手を出して分析が甘くなる

  • 管理が追いつかない

対策

  • 最初は1〜2通貨ペアに集中

  • 通貨の特性(ボラティリティ・癖)を学ぶ

  • 1ペアごとの勝率・収支を個別に記録する


ミス⑨「取引時間を決めていない」

原因

  • 感情に任せてダラダラ取引

  • 寝不足や疲労で誤判断をする

対策

  • 「取引時間帯」を明確に決めておく(例:21:00〜24:00)

  • チャートを見ない時間も意識的に作る(休む技術)

  • ロンドン・ニューヨーク時間帯を優先的に活用


ミス⑩「過去検証をしない」

原因

  • 感覚に頼りがちで再現性がない

  • なぜ勝てたのか、負けたのか分からない

対策

  • TradingViewなどでバックテストを実施

  • 自分の取引記録を必ず振り返る

  • 月単位で勝率・平均損益比を数値で確認する


まとめ:失敗から学ぶ者が生き残る

FXにおいて最も重要なのは「損失を小さく、利益を伸ばす」技術と、「継続的に改善する」姿勢です。今回紹介した10のミスは、誰もが一度は経験する可能性のあるものばかり。だからこそ、今のうちに対策を知っておくことで、無駄な損失を避け、効率よくスキルを身につけることができます。

まずは「最初の一歩」を踏み出してみませんか?

FXは確かにリスクを伴う投資ですが、正しい知識と準備があれば、着実に学びながら実力をつけていける分野です。

この記事でご紹介したように、初心者が陥りがちな失敗にはすべて理由と対策があります。そしてそれは、「始める前に知っておけば避けられること」ばかり。

だからこそ今、あなたが行動することで未来の損失を減らすことができるのです。

「まずは実際にやってみたい」
「でも、できるだけ小さなリスクで始めたい」
そんな方には、1通貨から取引が可能なOANDA証券や、豊富な教育コンテンツを持つDMM FX自動売買で失敗を防げるフジトミ証券といった、初心者に優しい口座が最適です。


迷う前に、まずは口座開設から始めてみましょう。
失敗の少ないスタートが、あなたの成功の近道です。

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