国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパンのチャイルド・スポンサーシップは、単なる寄付活動を超えた特別な体験を提供します。月々4,500円のご支援を通じて、世界の困難な状況にある子どもたちと直接つながることができる貴重な機会です。この支援プログラムの最も心温まる特徴の一つが、支援する子ども(チャイルド)との手紙のやりとりです。
チャイルド・スポンサーシップでは、支援者とチャイルドが定期的に手紙を交換し、お互いの近況や想いを分かち合います。この文通を通じて生まれる絆は、単なる支援関係を超えて、まるで家族のような深いつながりへと発展していきます。
多くの支援者が「初めて手紙を受け取った時の感動は忘れられない」と語り、チャイルドからの手紙が生活の励みとなっています。また、自分の支援が確実に子どもに届いていることを実感でき、支援活動への参加意識も高まります。
この記事では、実際にどのような手紙が届くのか、文通の流れ、そして支援者とチャイルドの間に芽生える特別な絆について詳しくご紹介します。チャイルド・スポンサーシップの文通体験が、あなたの心にどれほど豊かな変化をもたらすかを、実例を交えながら解説していきます。
Contents
どんな手紙が届く? 実例紹介
チャイルド・スポンサーシップを通じて届く手紙は、一通一通が宝物のような存在です。子どもたちが心を込めて書いた手紙には、彼らの日常生活、夢、感謝の気持ちが率直に綴られています。
初回の手紙:自己紹介と感謝の言葉
支援開始後、最初に届く手紙は通常、チャイルドからの自己紹介です。「私の名前は○○です。私は8歳で、小学校2年生です」といった基本的な情報から始まり、「あなたが私を支援してくれることをとても嬉しく思います」という素直な感謝の言葉が続きます。
手紙には、チャイルドが描いた絵や写真が同封されることも多く、その愛らしさに多くの支援者が心を奪われます。色とりどりのクレヨンで描かれた家族の絵や、現地の風景を描いた作品は、子どもたちの豊かな想像力と純粋な心を物語っています。
日常生活を伝える手紙
継続的な文通が始まると、チャイルドたちは自分の日常生活について詳しく教えてくれます。「今日は学校で算数を習いました。とても難しかったけれど、がんばりました」「お母さんと一緒に畑で野菜を育てています。トマトが大きくなりました」といった何気ない日常の出来事が、支援者にとっては貴重な情報となります。
これらの手紙を通じて、支援者はチャイルドの生活環境や文化について理解を深めることができます。また、子どもたちの素直な表現や純粋な視点は、大人の心に新鮮な驚きと感動をもたらします。
成長の記録:学習成果と将来の夢
時間が経つにつれて、手紙の内容にも変化が現れます。「今学期のテストで良い点数を取りました」「新しい友達ができました」「将来は先生になりたいです」といった成長の記録が綴られるようになります。
特に印象的なのは、チャイルドたちが将来の夢について語る時の生き生きとした表現です。「お医者さんになって、みんなを元気にしたい」「エンジニアになって、村に橋を作りたい」といった具体的な目標を持つ子どもたちの言葉は、支援者の心に深い感動を与えます。
文化や伝統を紹介する手紙
チャイルドたちは、自分たちの文化や伝統についても積極的に紹介してくれます。お祭りや宗教的な行事、地域の特産品、伝統的な遊びなどについて詳しく説明する手紙は、支援者にとって異文化理解の貴重な機会となります。
「今日は私たちの村でお祭りがありました。みんなでダンスを踊って、とても楽しかったです」「お母さんが作ってくれた特別な料理の写真を送ります」といった内容は、まるで現地を訪れているような臨場感を与えてくれます。
感謝の気持ちを込めた特別な手紙
誕生日やクリスマス、新年などの特別な日には、より心のこもった手紙が届きます。「あなたのおかげで学校に通えています。本当にありがとうございます」「あなたのことを毎日祈っています」といった深い感謝の言葉は、支援者の心に温かい感動を与えます。
これらの手紙は、支援活動が確実に子どもたちの生活に良い影響を与えていることを実感させてくれる貴重な証拠でもあります。
手紙の翻訳・やりとりの流れ
チャイルド・スポンサーシップにおける手紙のやりとりは、言語の壁を越えて心と心をつなぐ架け橋となっています。ワールド・ビジョン・ジャパンでは、支援者とチャイルドが円滑にコミュニケーションを取れるよう、綿密な翻訳システムを構築しています。
多言語対応の翻訳体制
世界各地の支援地域では、現地の言語でチャイルドたちが手紙を書きます。アフリカ地域ではスワヒリ語やアムハラ語、アジア地域では現地語やヒンディー語、ラテンアメリカ地域ではスペイン語など、様々な言語で書かれた手紙が日本に届きます。
ワールド・ビジョン・ジャパンでは、これらの多様な言語に対応できる専門の翻訳スタッフを配置しています。翻訳者は単なる言語変換だけでなく、文化的な背景や現地の事情を理解した上で、チャイルドたちの気持ちが正確に伝わるよう細心の注意を払って翻訳作業を行います。
翻訳の品質管理
翻訳作業では、原文の意味を正確に伝えることはもちろん、チャイルドたちの感情や個性が失われないよう配慮されています。特に子どもらしい表現や純粋な気持ちを表す言葉については、日本語でも同様の温かみが伝わるよう工夫されています。
また、文化的な違いによって理解が困難な内容については、適切な説明や注釈を付けることで、支援者がチャイルドの生活や文化について深く理解できるようサポートしています。
支援者からの手紙の流れ
支援者がチャイルドに手紙を送る場合も、同様の翻訳プロセスを経ます。日本語で書かれた手紙は、まずワールド・ビジョン・ジャパンの事務局で内容を確認し、現地の言語に翻訳されます。
翻訳された手紙は、現地のワールド・ビジョン事務所を通じてチャイルドに届けられます。この過程で、現地スタッフがチャイルドと一緒に手紙を読み、内容について説明やサポートを行うこともあります。
手紙の配達システム
現地では、ワールド・ビジョンのコミュニティ開発プロジェクトのスタッフが、定期的にチャイルドたちの住む地域を訪問し、手紙の受け渡しを行います。特に交通の便が悪い山間部や離島などでは、スタッフが長時間かけて手紙を届けることもあります。
チャイルドたちにとって、支援者からの手紙は特別な贈り物です。多くの子どもたちが、手紙が届く日を心待ちにしており、受け取った時の喜びの表情は現地スタッフにとっても大きな励みとなっています。
写真や絵の取り扱い
手紙に同封される写真や絵についても、適切な処理が行われています。チャイルドが描いた絵は、原本をスキャンして高品質な画像データとして保存し、支援者に送られます。また、写真については、プライバシーに配慮しながら、チャイルドの成長の記録として大切に管理されています。
頻度と時期の調整
手紙のやりとりは、年に2〜3回程度の頻度で行われることが一般的です。チャイルドの学校スケジュールや現地の事情を考慮しながら、最適なタイミングで手紙の交換が行われます。
特別な行事やお祝いの時期には、通常よりも多くの手紙が交換されることもあり、支援者とチャイルドの絆を深める重要な機会となっています。
成長を感じられる”ことば”の力
チャイルド・スポンサーシップの文通における最も感動的な側面の一つは、時間の経過とともにチャイルドたちの成長を言葉を通じて実感できることです。手紙に綴られる文章の変化、表現の豊かさ、考えの深まりは、支援者にとって何よりも価値のある贈り物となります。
文字と文章の変化
支援開始当初のチャイルドの手紙は、しばしば簡単な文章で構成されています。「私は元気です」「学校が楽しいです」「ありがとうございます」といった短い文章から始まることが多く、時には絵や記号が文字の代わりに使われることもあります。
しかし、継続的な教育支援を受けることで、チャイルドたちの文章力は目覚ましく向上していきます。数年後の手紙では、より複雑な文章構造を使い、自分の考えや感情を詳細に表現できるようになります。この変化は、教育の力と子どもたちの学習意欲の素晴らしさを物語っています。
語彙の拡大と表現力の向上
年月を重ねるにつれて、チャイルドたちの使用する語彙は格段に豊富になります。初期の手紙では限られた単語しか使えなかった子どもたちが、やがて感情を表現する形容詞や、複雑な状況を説明する動詞を適切に使えるようになります。
「嬉しい」という簡単な表現から、「心から感謝している」「深く感動している」「無限の喜びを感じている」といった、より豊かで繊細な感情表現へと発展していく様子は、支援者にとって大きな感動となります。
論理的思考力の発達
教育を受け続けることで、チャイルドたちの論理的思考力も着実に向上していきます。初期の手紙では単発的な事実の報告が中心だったものが、やがて原因と結果の関係を説明したり、自分の意見を根拠とともに述べたりできるようになります。
「今日は雨が降りました」という単純な報告から、「雨が降ったので畑の作物が元気になりました。お父さんもお母さんも喜んでいます。来月は良い収穫ができそうです」といった、関連性のある情報を整理して伝える能力へと発展していきます。
創造性と想像力の表現
子どもたちの創造性や想像力も、手紙を通じて豊かに表現されるようになります。事実の報告だけでなく、詩的な表現や比喩を使った美しい文章を書けるようになる子どもたちもいます。
「空の雲が綿のようにふわふわしていました」「夕日が金色の絨毯のように村を包みました」といった詩的な表現は、子どもたちの感受性の豊かさと、教育によって培われた表現力の素晴らしさを示しています。
社会問題への関心と理解
年齢が上がるにつれて、チャイルドたちは自分を取り巻く社会問題についても言及するようになります。環境問題、教育の重要性、地域の発展など、より大きな視点から物事を捉えた内容が手紙に登場するようになります。
「私たちの村では水が不足しています。でも、新しい井戸ができて、みんなが安全な水を飲めるようになりました。教育を受けて、将来は村の発展に貢献したいです」といった内容は、チャイルドたちの社会的な意識の成長を示しています。
将来への具体的なビジョン
成長とともに、チャイルドたちの将来への夢も、より具体的で現実的なものになっていきます。「先生になりたい」という漠然とした夢から、「数学の先生になって、村の子どもたちに教育の機会を提供したい」といった明確な目標へと発展していきます。
このような変化は、教育が単に知識を与えるだけでなく、子どもたちの人生設計能力や社会への責任感を育成していることを示しています。
支援者への感謝の深まり
年月を経るにつれて、チャイルドたちの支援者への感謝の表現も、より深く、より具体的になっていきます。初期の「ありがとうございます」から、「あなたの支援のおかげで私は学校に通い、夢を持つことができました。この恩を忘れず、将来は他の人を助けられる人になりたいです」といった、成熟した感謝の表現へと変化していきます。
文通を通じて芽生える”家族のような絆”
チャイルド・スポンサーシップの文通は、単なる支援者と被支援者の関係を超えて、まるで家族のような深い絆を育みます。時間をかけて交わされる手紙のやりとりは、距離や文化の違いを越えて、心と心をつなぐ特別な関係を築いていきます。
相互理解の深まり
継続的な文通を通じて、支援者とチャイルドは互いについて深く知るようになります。支援者は、チャイルドの性格、好み、趣味、家族構成、学校生活、将来の夢などについて詳しく理解するようになります。一方、チャイルドも支援者の日本での生活、仕事、家族について興味を持ち、質問を投げかけてきます。
この相互の関心と理解は、単なる一方的な支援関係ではなく、対等な人間関係の基盤となります。「私の支援している子ども」という感覚から、「私の大切な友人」「まるで自分の子どものような存在」へと感情が変化していく支援者が多くいます。
共通の思い出の蓄積
年月を重ねる中で、支援者とチャイルドの間には共通の思い出が蓄積されていきます。チャイルドの誕生日を一緒にお祝いしたり、試験の結果を一緒に喜んだり、困難な時期を励まし合ったりする経験は、両者にとって大切な宝物となります。
「去年の誕生日にあなたが送ってくれた励ましの言葉のおかげで、勉強を頑張ることができました」「あなたが病気の時、私も心配でたまりませんでした」といった内容の手紙は、深い絆が築かれていることを示しています。
人生の重要な瞬間の共有
チャイルドの人生における重要な節目を、支援者も一緒に体験することになります。入学式、卒業式、初めての仕事、結婚など、人生の大切なイベントを手紙を通じて共有することで、まるで家族のような感情的なつながりが生まれます。
多くの支援者が「チャイルドの卒業式の写真を見た時、自分の子どもが卒業するような気持ちになった」「チャイルドが就職した時、親のように誇らしく感じた」と語っています。
世代を超えた学び合い
文通を通じて、支援者とチャイルドは世代を超えた学び合いの関係を築きます。支援者はチャイルドから純粋さ、希望、前向きさを学び、チャイルドは支援者から人生経験、知恵、励ましを受け取ります。
「この子からいつも元気をもらっている」「この子の前向きな姿勢に教えられることが多い」という支援者の声は、一方的な支援ではなく、相互に影響を与え合う関係が築かれていることを示しています。
困難な時期の支え合い
人生には必ず困難な時期があります。チャイルドが病気になったり、家族に問題が起きたり、学校で困難に直面したりする時、支援者からの励ましの手紙は大きな力となります。逆に、支援者が人生の困難に直面している時、チャイルドからの純粋な励ましや祈りの言葉が心の支えとなることもあります。
このような困難を乗り越える過程で、両者の絆はさらに深まり、より強固な信頼関係が築かれます。
文化的な架け橋
支援者とチャイルドの関係は、異なる文化をつなぐ架け橋としても機能します。日本の文化や習慣をチャイルドに紹介し、チャイルドの文化や伝統を支援者が学ぶことで、両者の世界観が豊かになります。
「日本のお正月について教えてください」「私たちの村のお祭りの写真を送ります」といったやりとりは、文化的な理解と尊重を深める貴重な機会となります。
長期的な関係の継続
チャイルド・スポンサーシップのプログラムが終了した後も、多くの支援者とチャイルドが個人的な関係を継続しています。成人したチャイルドが就職や結婚の報告をしたり、支援者が現地を訪問したりするケースも珍しくありません。
このような長期的な関係の継続は、文通を通じて築かれた絆が、単なる支援プログラムの枠を超えて、真の人間関係として成長していることを示しています。
はじめて手紙を受け取った支援者の声
チャイルド・スポンサーシップに参加し、初めてチャイルドからの手紙を受け取った支援者の体験談は、このプログラムの素晴らしさを最も雄弁に物語っています。実際の支援者の声を通じて、文通がもたらす感動と変化をご紹介します。
東京都在住 田中美穂さん(仮名)の体験
「チャイルド・スポンサーシップに申し込んだ時は、正直なところ、単純に困っている子どもの役に立てればという気持ちでした。でも、ケニアの8歳の女の子マリアちゃんから初めて手紙が届いた時の衝撃は、今でも忘れられません。
封筒を開けると、色鉛筆で一生懸命描かれた絵と、つたない文字で書かれた『ありがとう』の文字が目に飛び込んできました。涙が止まりませんでした。この子が本当に存在して、私のことを想ってくれているという実感が湧いて、胸が熱くなりました。
それまで海外支援というと、どこか遠い世界の出来事のような感覚でしたが、この一通の手紙で、すべてが変わりました。マリアちゃんという一人の女の子との確かなつながりを感じることができたのです。」
大阪府在住 山田太郎さん(仮名)の体験
「定年退職を機に、何か社会貢献をしたいと思ってチャイルド・スポンサーシップを始めました。担当になったのは、フィリピンの10歳の男の子ホセくんでした。
初めて届いた手紙には、『おじいちゃん、こんにちは』と書かれていて、思わず笑ってしまいました。私には孫がいないので、本当に孫ができたような気持ちになりました。手紙には、彼の学校での様子や家族のことが詳しく書かれていて、まるで孫から近況報告を受けているような温かい気持ちになりました。
特に印象的だったのは、『僕の夢は先生になることです。おじいちゃんのように、人の役に立つ人になりたいです』という一文でした。まだ会ったこともない子どもから、こんなに素直で純粋な気持ちを向けられて、こちらの方が励まされました。」
神奈川県在住 佐藤由美さん(仮名)の体験
「子育てが一段落して、何か新しいことを始めたいと思っていた時に、友人からチャイルド・スポンサーシップのことを聞きました。最初は半信半疑でしたが、実際にバングラデシュの9歳の女の子アイシャちゃんから手紙が届いた時の感動は格別でした。
手紙には、彼女が学校で学んでいることや、家族と過ごす時間のことが丁寧に書かれていました。特に心に残ったのは、『お母さん、いつもありがとう』という文章でした。私のことをお母さんと呼んでくれたことに、深い感動を覚えました。
その夜、夫に手紙を見せながら話していると、いつの間にか涙が出てきました。アイシャちゃんの純粋な心と、彼女が私に向けてくれる信頼に、心が震えました。この子のために、私にできることは何でもしてあげたいという気持ちになりました。」
福岡県在住 鈴木一郎さん(仮名)の体験
「仕事で忙しい毎日を送っていましたが、ふと自分の人生について考えた時、誰かの役に立っているという実感がありませんでした。そんな時にチャイルド・スポンサーシップのことを知り、参加を決めました。
担当になったのは、ウガンダの11歳の男の子サムエルくんでした。初めての手紙には、彼の将来の夢や、毎日の生活について書かれていました。印象的だったのは、『僕はとても幸せです。なぜなら、遠い国に僕のことを想ってくれる人がいるからです』という一文でした。
この言葉を読んだ時、私の方が彼から大切なことを教えられているような気がしました。物質的には豊かではない環境にいながら、こんなに前向きで感謝の気持ちを持っている子どもがいるということに、深い感銘を受けました。」
愛知県在住 高橋花子さん(仮名)の体験
「一人暮らしの生活に少し寂しさを感じていた時期に、チャイルド・スポンサーシップに参加しました。担当になったのは、インドの7歳の女の子プリヤちゃんでした。
初めて届いた手紙を読んだ時、こんなに小さな子が一生懸命文字を書いてくれたのだと思うと、胸がいっぱいになりました。手紙には、彼女が描いた虹の絵が同封されていて、その鮮やかな色彩に元気をもらいました。
『おねえちゃん、私はあなたのことが大好きです』という一文を読んだ時、本当に涙が出ました。私にとって、プリヤちゃんは遠い国の妹のような存在になりました。この子の成長を見守っていけることが、私の生活の大きな楽しみになっています。」
北海道在住 伊藤正明さん(仮名)の体験
「企業で働いていた頃は、利益を追求することばかり考えていました。退職後、何か意味のあることをしたいと思い、チャイルド・スポンサーシップに参加しました。担当はエチオピアの12歳の男の子アベベくんです。
初めての手紙で最も印象的だったのは、『私たちの村に新しい学校ができました。毎日勉強することがとても楽しいです』という内容でした。日本では当たり前のことが、彼らにとってはこんなにも特別なことなのだと改めて気づかされました。
アベベくんの手紙を読むたびに、本当に大切なものは何なのかを考えさせられます。彼の純粋な喜びや感謝の気持ちに触れることで、私自身の価値観も大きく変わりました。」
兵庫県在住 松本恵子さん(仮名)の体験
「子どもたちが独立して、夫婦二人の生活になった時に、何か新しい生きがいを見つけたいと思っていました。チャイルド・スポンサーシップのことを知り、すぐに申し込みました。
担当になったのは、カンボジアの9歳の女の子ソピアちゃんです。初めて手紙を受け取った時、彼女が描いた家族の絵を見て、こんなに離れた場所にいる子どもが、私のことを家族の一員のように思ってくれているのだと感じました。
絵の中には、私らしき人物も描かれていて、『日本のお母さん』と書かれていました。この瞬間、私の心の中に新しい家族が生まれたような気持ちになりました。ソピアちゃんからの手紙は、私の生活に新しい意味と喜びをもたらしてくれています。」
沖縄県在住 中村健太郎さん(仮名)の体験
「大学生の時にチャイルド・スポンサーシップに参加しました。アルバイト代の一部を支援に回すのは正直大変でしたが、それ以上の価値があると感じています。担当はタンザニアの8歳の男の子ジョンくんです。
初めて手紙を受け取った時、同じ年頃だった頃の自分と比較してしまいました。私は当時、ゲームやマンガのことばかり考えていましたが、ジョンくんの手紙には『将来はお医者さんになって、病気の人を助けたい』と書かれていました。
彼の純粋な夢と強い意志に触れて、自分も何か意味のある人生を送りたいと強く思うようになりました。ジョンくんは私よりもずっと年下ですが、人生の師匠のような存在になっています。」
支援者の共通する感想
これらの体験談から見えてくるのは、初めて手紙を受け取った支援者に共通する深い感動と驚きです。多くの支援者が次のような感想を述べています:
予想を超えた感動:「こんなに心を動かされるとは思わなかった」という声が非常に多く聞かれます。単なる寄付行為だと思っていたものが、深い人間関係の始まりだったことに驚く支援者が大半です。
生活の変化:チャイルドからの手紙は、支援者の日常生活に新しい意味と目的をもたらします。「毎日がより充実するようになった」「生きがいができた」という声が多く聞かれます。
価値観の変化:チャイルドたちの純粋さや感謝の気持ちに触れることで、自分自身の価値観や人生観が変化したと語る支援者が多くいます。物質的な豊かさよりも、心の豊かさの重要性に気づく人が多いのが特徴です。
家族のような愛情:多くの支援者が、チャイルドに対して家族のような愛情を抱くようになります。「まるで自分の子どもや孫のような気持ち」という表現がよく使われます。
継続への強い意志:初めて手紙を受け取った後、支援を継続したいという気持ちが格段に強くなります。「この子を絶対に支援し続けたい」という決意を新たにする支援者がほとんどです。
チャイルド・スポンサーシップがもたらす豊かな人生
ワールド・ビジョン・ジャパンのチャイルド・スポンサーシップを通じた文通体験は、支援者とチャイルド双方の人生を豊かにする素晴らしい取り組みです。月々4,500円という支援を通じて、単に経済的な援助を提供するだけでなく、心と心をつなぐ特別な関係を築くことができます。
支援の実際の効果
チャイルド・スポンサーシップの支援は、教育、保健衛生、水資源開発、経済開発、農業など多方面にわたって展開されます。約15年という長期間にわたる継続的な支援により、地域全体の貧困の悪循環を断ち切り、子どもたちの人生を根本的に変えていきます。
支援地域では、学校の建設や教員の研修、教材の提供により教育環境が改善されます。また、清潔な水へのアクセス確保、医療施設の整備、栄養改善プログラムにより、子どもたちの健康状態も大幅に向上します。
文通がもたらす相互利益
チャイルドとの文通は、支援される側だけでなく、支援する側にも大きな利益をもたらします。支援者は、チャイルドからの手紙を通じて、純粋さ、感謝の心、前向きな姿勢など、現代社会で失われがちな大切な価値観を再発見することができます。
また、異文化理解の促進、国際的な視野の拡大、社会貢献への参加意識の向上など、支援者の人間的な成長にも大きく寄与します。多くの支援者が「チャイルドから学ぶことの方が多い」と語るのは、この相互利益の証拠です。
持続可能な支援システム
ワールド・ビジョン・ジャパンは、70年以上にわたる国際協力の経験を持つ信頼できる組織です。キリスト教精神に基づいた人道支援活動は、世界約100カ国で展開されており、その効果と透明性は国際的に高く評価されています。
チャイルド・スポンサーシップは、単発的な援助ではなく、長期的な視点に立った持続可能な支援システムです。地域のニーズに合わせてカスタマイズされた支援プログラムにより、根本的な問題解決を目指しています。
始めるための第一歩
チャイルド・スポンサーシップへの参加は、ワールド・ビジョン・ジャパンの公式ウェブサイト(https://www.worldvision.jp/about/)から簡単に申し込むことができます。支援地域や年齢などの希望を伝えることで、最適なチャイルドとのマッチングが行われます。
支援開始後、数週間から数ヶ月でチャイルドからの初回の手紙が届きます。この瞬間から、あなたとチャイルドの特別な関係が始まります。文通を通じて育まれる絆は、きっとあなたの人生に新しい意味と喜びをもたらしてくれるでしょう。
世界を変える一通の手紙
一通の手紙が持つ力は計り知れません。チャイルドからの感謝の言葉、成長の報告、将来への夢は、支援者の心に深い感動を与えます。同時に、支援者からの励ましや愛情は、チャイルドの人生に希望の光をもたらします。
この素晴らしい文通体験を通じて、あなたも世界の子どもたちとつながり、共に成長していきませんか。チャイルド・スポンサーシップは、単なる支援活動を超えて、人生を豊かにする特別な体験となるはずです。
遠い国の子どもたちが、あなたからの手紙を心待ちにしています。あなたの温かい支援と愛情が、子どもたちの未来を明るく照らし、同時にあなた自身の人生も豊かにしてくれることでしょう。今すぐワールド・ビジョン・ジャパンのウェブサイトをご覧いただき、この感動的な文通体験の第一歩を踏み出してください。
▼チャイルド・スポンサーシップの詳細はこちら
【NPO法人ワールド・ビジョン・ジャパン公式ページ】あなたの支援が未来を変える:チャイルド・スポンサーシップ