【主婦でも続けられる寄付】チャイルド・スポンサーを選んだ私の理由と日々の変化

NO IMAGE

子育てをしながら家計を管理している主婦にとって、「寄付」という言葉は少し遠い存在に感じられるかもしれません。でも、月々4,500円から始められるワールド・ビジョン・ジャパンのチャイルド・スポンサーシップを知ったとき、私の中で何かが変わりました。

この記事では、実際にチャイルド・スポンサーを始めた一人の主婦として、どのようにして継続的な支援を続けているのか、そしてそれが私たち家族にどのような変化をもたらしたのかをお伝えします。国際協力や社会貢献に興味があるけれど、家計のやりくりが気になって一歩踏み出せない方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。

目次

Contents

毎月4,500円、やりくりしても出せる?

家計に与える影響を冷静に計算してみた

チャイルド・スポンサーシップの月額支援金は4,500円。この金額を聞いて、最初に頭をよぎったのは「本当に続けられるだろうか」という不安でした。子どもの習い事費、食費、光熱費と、家計の支出項目を見直しながら、この4,500円をどこから捻出するかを真剣に考えました。

私が実践したのは、まず家計簿を3ヶ月分見直すことでした。意外にも、コンビニでの小さな買い物、使わなくなったサブスクリプションサービス、外食の頻度など、見直せる部分がいくつも見つかりました。月に1回の外食を控える、コンビニコーヒーを水筒持参に変える、こうした小さな節約の積み重ねで、月4,500円は十分に捻出可能だということがわかったのです。

他の支出と比較して見えてきた価値

4,500円という金額を様々な支出と比較してみると、その価値がより明確になりました。例えば、美容院代の月割り、携帯電話料金、子どもの習い事費用。これらと比較すると、チャイルド・スポンサーシップは決して高額ではありません。

むしろ、この4,500円で一人の子どもの人生を長期的に支援し、その子が住む地域全体の発展にも貢献できることを考えると、コストパフォーマンスは非常に高いと感じています。私たちが普段何気なく使っているお金を、少し意識的に使い方を変えるだけで、世界のどこかにいる子どもの未来を変えることができるのです。

家計管理のスキルアップにもつながった

チャイルド・スポンサーシップを始めたことで、家計管理に対する意識が格段に高まりました。毎月決まった金額を支援に回すために、より計画的に家計をやりくりするようになったのです。

無駄な支出を減らし、本当に必要なものとそうでないものを見極める力が身につきました。結果として、支援金を捻出するだけでなく、全体的な家計の健全化も進みました。子どもたちにも、お金の大切さや計画的な使い方について、実体験を通じて教えることができるようになったのは予想外の収穫でした。

段階的に始める工夫

最初から月4,500円が難しい場合は、段階的に始める方法もあります。最初の数ヶ月は家計の見直しを徹底し、節約できた分を貯金して、余裕ができたタイミングでスタートするという方法です。

また、特別な収入があったとき(税金の還付、臨時収入、ボーナスなど)を活用して、数ヶ月分をまとめて支払うことで、月々の負担を軽減することも可能です。大切なのは、無理をせず、自分の家計状況に合わせて続けられる方法を見つけることです。

子どもに”思いやり”を伝える家庭教育として

子どもの価値観形成に与える影響

チャイルド・スポンサーシップを始めてから、我が家の食卓での会話が変わりました。「今日はフィリピンのマリアちゃんの学校で新しい教室ができたんだって」「ケニアのジョンくんの村に新しい井戸ができて、きれいな水が飲めるようになったよ」こんな話題が自然と生まれるようになったのです。

子どもたちは最初、世界地図を広げて支援している子どもが住む国を探すことから始めました。その国の文化、気候、どんな生活をしているのかを一緒に調べることで、世界には様々な環境で暮らしている人たちがいることを実感として理解するようになりました。

感謝の気持ちが自然に育つ環境

支援を通じて、私たちが当たり前だと思っていることが、実は当たり前ではないということを子どもたちが学んでいます。毎日学校に行けること、きれいな水が蛇口をひねれば出てくること、病気になったら病院に行けること。これらすべてが、世界中の子どもたちにとっては必ずしも当然ではないのです。

食事の時間に「いただきます」と言う意味を、以前よりも深く理解するようになりました。食べ物への感謝だけでなく、それを食べられる環境にある自分たちへの感謝も含めて、子どもたちなりに考えるようになったのを感じています。

多様性と国際理解の基礎づくり

チャイルド・スポンサーシップを通じて、子どもたちは自然と国際的な視野を持つようになりました。支援している子どもから届く手紙を読んだり、その国の文化について調べたりすることで、世界の多様性を肌で感じています。

学校の社会科の授業でも、以前より積極的に発言するようになりました。「アフリカのこの地域では雨が少なくて農業が大変なんだよ」「この国では子どもたちも家族の仕事を手伝っているんだ」など、実際の支援を通じて得た知識を活用しているようです。

思いやりの行動が日常に表れる変化

支援を始めてから、子どもたちの日常の行動にも変化が見られるようになりました。友達が困っているときに自然と手を差し伸べる、学校の募金活動に積極的に参加する、食べ物を大切にするなど、小さなことですが思いやりの心が行動として表れています。

特に印象的だったのは、学級委員の選挙で「みんなが楽しく過ごせるクラスにしたい」と手を挙げたことです。以前なら恥ずかしがって立候補しなかったであろう娘が、誰かのために何かをしたいという気持ちを持って行動できるようになったのは、チャイルド・スポンサーシップの影響が大きいと感じています。

支援報告が家族の話題になる楽しみ

定期的に届く成長報告の喜び

ワールド・ビジョン・ジャパンから定期的に届く支援報告書は、我が家にとって特別な郵便物になりました。支援している子どもの写真、成長の様子、地域の発展状況などが詳しく報告されており、まるで遠くに住む親戚の近況を知るような温かい気持ちになります。

報告書が届く日は、家族全員で内容を読み上げる特別な時間になっています。「身長が5センチも伸びている!」「学校で算数が得意科目になったんだね」「村に新しい保健センターができたよ」など、一つひとつの変化に家族みんなで喜びを分かち合っています。

手紙のやりとりで広がる世界

支援している子どもとの手紙のやりとりは、我が家の国際交流の第一歩となりました。最初は簡単な英語で「Hello」から始まった交流が、今では子どもたちが一生懸命に英語を勉強して、もっと詳しい内容を伝えようと努力するようになりました。

相手の子どもから届く手紙には、現地の学校生活、好きな食べ物、将来の夢などが書かれており、文化の違いを感じながらも、同じ子どもとして共通する部分もたくさんあることがわかります。我が子たちも、日本の文化や季節の行事について説明したり、自分の好きなことを紹介したりと、コミュニケーションを楽しんでいます。

地域全体の変化を実感する達成感

個人の成長だけでなく、支援している地域全体の変化についての報告も届きます。新しい学校の建設、井戸の設置、農業技術の向上、保健衛生状況の改善など、約15年かけて行われる包括的な地域開発の進捗を知ることで、支援の意味と価値を実感できます。

「私たちの支援が、こんなに多くの人たちの生活を変えているんだ」という実感は、家族全員にとって大きな誇りとなっています。子どもたちも、自分たちが世界のどこかで役に立っているということを具体的に理解し、社会貢献の意味を体験的に学んでいます。

写真で見る変化が与える感動

報告書に含まれる写真は、言葉以上に多くのことを伝えてくれます。支援を始めた頃の写真と現在の写真を比較すると、子どもの表情の変化、学校や地域の施設の充実、人々の生活環境の改善など、目に見える変化を確認できます。

特に印象的なのは、支援している子どもの笑顔の変化です。最初は少し緊張した表情だった子どもが、年月を経るにつれて自信に満ちた明るい笑顔を見せてくれるようになりました。この変化を家族で見るたびに、支援を続けていて本当に良かったという気持ちになります。

主婦だからこそ気づいた世界とのつながり

家事を通じて感じる共通点

毎日の家事をしながら、支援している子どもが住む地域の生活について考えることが多くなりました。洗濯をするときは「あの地域では川まで洗濯に行かなければならないんだな」、料理をするときは「限られた食材でどんな工夫をしているのだろう」と想像します。

同じ母親として、世界中の女性たちが直面している課題について考える機会も増えました。水汲みのために長距離を歩く女性たち、子どもの教育のために働く母親たち、保健医療が十分でない環境で子育てをする女性たち。彼女たちの立場に立って考えることで、自分の恵まれた環境への感謝と、支援の必要性をより深く理解するようになりました。

子育ての視点から見る支援の意味

子どもを育てる母親として、教育の重要性を痛感する日々です。支援を通じて、世界には学校に行きたくても行けない子どもたちがたくさんいることを知り、教育機会の格差について真剣に考えるようになりました。

我が子が宿題を嫌がったり、学校に行くのを渋ったりするとき、以前なら単純に叱っていたかもしれません。しかし今は、「学校に行けることがどれだけ恵まれたことなのか」を実体験として語ることができます。支援している子どもが勉強を頑張っている様子を話すことで、我が子も学習に対する意識が変わってきました。

家計管理から見えてくる世界の格差

主婦として家計を管理していると、お金の価値や使い方について日々考えます。月4,500円という支援金額が、支援先の地域ではどれだけ大きな意味を持つのかを知ったとき、お金の価値は地域によって大きく異なることを実感しました。

私たちが何気なく購入している日用品の値段と、支援地域での生活費を比較すると、経済格差の現実が見えてきます。この気づきは、物の大切さや無駄遣いについて考え直すきっかけにもなりました。同時に、私たちにとって少額でも、適切に使われれば大きな変化を生み出せるということも理解できました。

地域コミュニティとの関わり方の変化

チャイルド・スポンサーシップを始めてから、地域の国際交流イベントや国際協力団体の活動に参加するようになりました。同じような思いを持つ人たちとのつながりができ、支援活動についての情報交換や体験談を共有する機会が増えました。

地域の小学校で行われた国際理解教育の授業では、ボランティアとして参加し、チャイルド・スポンサーシップの体験談を子どもたちに話すこともありました。主婦の立場だからこそ伝えられる、身近な視点からの国際協力の意義について話すことで、多くの子どもたちに興味を持ってもらえました。

情報収集能力の向上

支援している国や地域について詳しく知りたいと思うようになり、ニュースや書籍を通じて国際情勢について学ぶ習慣がつきました。以前は国際ニュースにあまり関心がありませんでしたが、今では支援地域に関連するニュースには特に注意を払うようになりました。

インターネットを活用して現地の文化や歴史について調べたり、同じ国を支援している他のスポンサーの体験談を読んだりすることで、より深い理解を得られるようになりました。この学習習慣は、子どもたちにも良い影響を与え、家族全体の知識レベル向上につながっています。

無理なく続ける5つのコツ

1. 家計の見直しと支援金の位置づけを明確にする

チャイルド・スポンサーシップを長期間続けるためには、まず家計における支援金の位置づけを明確にすることが重要です。月4,500円を「余裕があるときだけ出す」という位置づけではなく、光熱費や食費と同じように「必要な支出」として家計に組み込むことをお勧めします。

家計簿に「国際支援費」という項目を作り、毎月確実に計上することで、支援の継続性を保つことができます。また、年間で54,000円という金額を一括で考えると負担に感じるかもしれませんが、月割りで考えることで心理的な負担を軽減できます。

ボーナスが支給される月には、数ヶ月分をまとめて支払うことで、月々の負担をさらに軽減することも可能です。自分の家計サイクルに合わせて、最も続けやすい支払い方法を見つけることが大切です。

2. 家族全員を巻き込んで支援を「家族のプロジェクト」にする

一人で支援を続けるよりも、家族全員が関わることで継続への動機を維持しやすくなります。支援報告書が届いたら家族で一緒に読む、支援している子どもの国について調べる、手紙を書くときは家族みんなでメッセージを考えるなど、支援活動を「家族のプロジェクト」として位置づけます。

子どもたちが支援に積極的に関わることで、親としても「子どもたちのためにも続けたい」という気持ちが強くなります。また、家族の絆を深める機会にもなり、一石二鳥の効果が期待できます。

家族会議で支援の継続について話し合うことも重要です。経済状況が変わったときや、支援に対する疑問が生じたときなど、家族で率直に話し合うことで、全員が納得して支援を続けることができます。

3. 支援の成果を定期的に振り返る習慣をつくる

支援を続けるモチベーションを維持するためには、定期的に成果を振り返ることが効果的です。年に一度、支援を始めた時期に合わせて、その年に届いた報告書をまとめて見返し、支援している子どもや地域の変化を確認します。

写真を時系列で並べて変化を比較したり、手紙の内容から成長の様子を読み取ったりすることで、支援の意味と価値を再確認できます。この振り返りの時間は、家族にとって特別な時間となり、支援を続ける理由を再認識する機会にもなります。

また、支援開始時に設定した目標(例:子どもが小学校を卒業するまで、地域に学校が建設されるまでなど)に対する進捗状況を確認することで、達成感を得ることもできます。

4. 支援以外の関連活動も取り入れて関心を維持する

チャイルド・スポンサーシップだけでなく、関連する活動も取り入れることで、国際協力への関心を維持し続けることができます。地域の国際交流イベントへの参加、国際協力に関する書籍の読書、ドキュメンタリー番組の視聴など、様々な方法で知識と関心を深めます。

特に効果的なのは、同じような支援活動をしている人たちとのネットワークづくりです。オンラインのコミュニティに参加したり、地域の支援者同士で情報交換したりすることで、新しい視点や継続のヒントを得ることができます。

子どもたちには、学校の国際理解教育や英語学習と関連づけて支援活動を位置づけることで、学習意欲の向上と支援への関心維持を同時に実現できます。

5. 柔軟性を持って長期的な視点で取り組む

支援を長期間続けるためには、ある程度の柔軟性を持つことが重要です。家計状況が一時的に厳しくなった場合の対応方法を事前に考えておいたり、支援方法の変更についても検討したりすることで、完全に支援を中断することなく継続できます。

例えば、月々の支援が困難になった場合は、一時的に支援額を調整したり、支援期間を延長したりすることも可能です。重要なのは完璧を求めすぎないことで、「できる範囲で続ける」という柔軟な姿勢を持つことです。

また、約15年という長期間の支援期間中には、家族構成の変化、転居、転職など、様々な人生の変化が起こる可能性があります。これらの変化に柔軟に対応しながら、支援の本質的な目的を見失わないことが、長期継続の鍵となります。

まとめ:主婦だからこそできる継続的な国際支援

チャイルド・スポンサーシップを始めて感じることは、主婦という立場だからこそできる国際支援の形があるということです。家計を管理し、子どもを育て、地域コミュニティと関わる日常の中で、世界とのつながりを感じながら支援を続けることができるのは、主婦ならではの強みだと思います。

月4,500円という金額は、確かに家計にとって小さな負担ではありません。しかし、その金額で一人の子どもの人生を変え、地域全体の発展に貢献できることを考えると、これほど価値のある投資はないと感じています。何より、支援を通じて得られる家族の成長、子どもたちの価値観の形成、世界への理解の深まりは、お金では測れない貴重な財産となっています。

支援を始めることを躊躇している方には、まず小さな一歩から始めることをお勧めします。完璧を求めず、自分のペースで、無理のない範囲から始めて、徐々に支援の輪を広げていけばよいのです。重要なのは、世界のどこかにいる子どもたちとつながり、その成長を見守り続けるという温かい気持ちです。

ワールド・ビジョン・ジャパンのチャイルド・スポンサーシップは、単なる寄付活動ではありません。それは、家族の絆を深め、子どもたちの人格形成を支援し、世界とのつながりを実感できる、総合的な教育プログラムでもあるのです。主婦という立場から始めた小さな支援が、やがて大きな変化を生み出していく。そんな可能性を信じて、今日からでも始めてみませんか。

この記事が、チャイルド・スポンサーシップに興味を持つ多くの主婦の方々の参考になれば幸いです。世界の子どもたちとのつながりが、あなたの心を豊かにし、家族の絆を深める特別な体験となることを心から願っています。

■ NPO法人ワールド・ビジョン・ジャパン

1日あたり150円の支援で途上国の子供たちに希望を

 

社会貢献カテゴリの最新記事