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歯のホワイトニングにデメリットはあるの?
ホワイトニングのデメリットを考えるにあたり、まずは「ホワイトニング」の種類を知る必要があります。ホワイトニングは下記の3種類があります。
- オフィスホワイトニング
- ホームホワイトニング
- セルフホワイトニング
それぞれのデメリットを以降で挙げていきます。
オフィスホワイトニングのデメリット
オフィスホワイトニングのデメリットは3つ
オフィスホワイトニングは歯科医院で行う、プロによるホワイトニングのことです。
オフィスホワイトニングのデメリットは下記の3つがあります。
- 費用が高い
- 痛みが生じる可能性が高い
- コーヒー・ワインなどの着色物の摂取に制限
費用が高い
歯科医院でのホワイトニング(オフィスホワイトニング)は費用が高いです。
だいたい、1回(3照射)で 15,000-30,000円ほどです。(最近は価格競争が激しくなり、1回1万かそれを切るクリニックも増えてきています)
理由としては「歯科医師」という年収の高い専門家と「歯科衛生士」という国家資格保有者2名が関与しているからです。その人件費をペイできるものでないと、医療とはいえ、事業上行うことができません。また一般歯科と言われる通常の処置、これよりもメリットが高くないと時間を割いてまで施術を行うということは歯科医院にとってデメリットとなります。計算すると、通常歯科医院で15分ほどの施術でだいたい1000円ほど支払うかと思います。これは3割負担での金額なので15分で3000円以上の稼ぎとなっています。これは1時間に換算すると12000円ほどになります。
ホワイトニングにかかる所要時間はおよそ45-60分です。つまり、ホワイトニングは単純計算で9000-12,000円以上チャージできないと事業上やる意味がないというのが歯科医院となります。
そのため、歯科医院での価格設定は初回が8000-12000円程度で設定されているところもあるが、通常15,000-30,000円するのはこのためです。(そしてその金額とは別に初診料・再診料などが請求されることが多いです。)
材料の原価が高いから費用がかかるのではなく、「歯科医師」「歯科衛生士」の人件費、時間当たりに稼げる金額が理由として値段が高くなってしまうのです。
痛みが生じる可能性が高い
歯科医院で行うホワイトニングは高濃度過酸化水素を用いたホワイトニングを行います。
これは過酸化水素によるホワイトニングは歯の表面をはがし矯正的にブリーチング(漂白)するため、痛みを生じる可能性があります。
またよくあるのが歯茎に過酸化水素がついてしまうことで歯茎が変色してしまうなどがあります。
効果が高いがゆえに起きてしまうデメリットと言えます。
コーヒー・ワインなどの着色物の摂取に制限
歯科医院でのホワイトニング(オフィスホワイトニング)は歯の表面をはがしてしまうため、色素沈着が起こりやすい状態になってしまいます。ホワイトニング直後24時間が最も着色しやすく、72時間ほどは避けたほうがいいとされています。72時間避けるとなると、1週間に1度のホワイトニングをするとなると、ほぼホワイトニング期間中はコーヒー・ワインは摂取することができない状態となります。
ホームホワイトニングのデメリット
ホームホワイトニングの3つのデメリット
ホームホワイトニングと呼ばれる自宅で、自分自身で薬剤を塗布して行うホワイトニングのことで、そのデメリットは以下の3つです。
- オフィスホワイトニングと併用の場合、大きく費用がかかる
- ホームホワイトニング単体では効果不十分
- 使い方が誤って事故が起きる可能性あり
オフィスホワイトニングと併用の場合、大きく費用がかかる
歯科医院でのオフィスホワイトニングの効果を高めるためにオフィスホワイトニングで併用することを勧められ、同時並行として行う場合、オフィスホワイトニング後の維持のために行われる場合があります。
オフィスホワイトニングと併用の場合、追加で2-3万円ほどの追加となるため、費用としてはかなりの負担となります。
ホームホワイトニング単体では効果不十分
ホームホワイトニング単体だけではオフィスホワイトニングと違い、薬剤の濃度は歯科医院で行うものと比較すると少ない含有成分で行います。ホワイトニングの成分としては6-16%程の過酸化水素や、44%以下の過酸化尿素を使用します。(過酸化尿素は唾液と反応し過酸化水素となり、同様の反応をします。目安としては過酸化水素に換算すると濃度が1/3程度になるイメージです)
ホームホワイトニングは歯科医師の指導の下行っていたら問題ないかもしれませんが、知識がないことにより、また自分自身で行うため適切にできていない可能性もあり、効果が不十分なことがあります。
こちらも過酸化水素による漂白なので、コーヒー・ワインなどは摂取を控える必要がありますが、控えることを忘れ、元の色よりも着色してしまうなどということもあります。
使い方が誤って事故が起きる可能性あり
効果をより最大化したいということから、また使用方法の誤解などにより適切な使用をしないことで事故も起きています。
例としては本来、2時間の使用予定が6時間使用することで、歯を溶かしてしまい、もう少しで神経が露出して、取り返しのつかない状態になる、過酸化水素による歯茎が変色・炎症してしまう、などの事故が多く報告されています。
セルフホワイトニングのデメリット
セルフホワイトニングのデメリット2つ
ホワイトニングサロンなどで行う「セルフホワイトニング」、セルフホワイトニングはサロンにいきスタッフのアドバイスの下、自分自身で薬剤を歯に塗布しLEDを照射して行うホワイトニングのことです。
セルフホワイトニングのデメリットは下記の2つがあります。
- 安いけど、安くないところがある
- 通う回数が歯科医院のホワイトニングよりも多い傾向がある
結論、それぞれのメリット・デメリットを考慮し選択が必要
それぞれにメリット・デメリットがあります。自分が求めるものは何か?
値段?
期間?
白さ?
ペインレス?
より素敵な笑顔?
結婚式などの良い思い出?
歯のホワイトニングで笑顔が増えることで、
「心が明るくなった」
「自信が持てるようになり異性からモテるようになった」
など本人が思っていた以上のメリットが多いというホワイトニング
メリット・デメリットを考慮した上で、選択されてみてはいかがでしょうか。