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副業解禁の流れは止まらない
少し前までは副業が認められる会社というのはほぼ存在していなかった。
2016年頃から
- SONY
- ロート製薬
- ディー・エヌ・エー
- ヤフー
- 一部ベンチャーなど
で副業解禁となり、賛否を浴びていました。
そして2017-2018年からは
- ユニ・チャーム
- セガサミーホールディングス
- 新生銀行
- エイチ・アイ・エス
といった大手も副業を解禁してきました。
理由としては、
- 終身雇用制度のような形で社員の雇用を守れなくなってきた
- 多様性を認めない、変化を拒むと淘汰されるようになってきた
- 会社よりも個人の力が強まってきた
- 稼ぐ力がある人はいくらでも仕事がある
ということです。
副業解禁となって知らなければならないこと
活躍する人はとことん活躍しやすくなる
副業解禁となり前向きな人は「よし、これで起業の練習ができる」「収入が残業するよりも稼ぐことができる」などと前向きかもしれません。
しかし、稼げるようになった場合、その人はさらにスキルを身に着け、能力がつくと、いつか本業と同じ程度まで稼げるようになるでしょう。
そうなる前に月に15-20万円くらい稼げるようになった段階で思うのが
「生活に困らなくなったから本当に好きなことをしたい」
と思うようになります。
そうなった場合、その活躍の土壌が「今現在勤めている企業」にある場合もありますが、そうでない場合も多くあります。
そうなると企業で働く意味というものがかわり、その人はより付加価値の高い、経営に近い仕事をしたくなるかもしれません。
そのようにリスクをヘッジしてどんどん挑戦する人が増えていきます。
つまり、副業をすることで
- 大幅なスキルアップ
- 収入アップで事業資金が準備可能
- 収入が安定することで勤めている会社でのリスクを取りやすくなり挑戦できる
- ゼロから稼げることで自信につながる
などの大きなメリットがあります。
活躍できない人はさらに厳しい環境に
活躍する人がどんどん活躍する一方で、副業をせず、サバイバル能力もリスクを背負って企業内で挑戦できない人はその企業内でのプレゼンス(存在価値)というものがどんどん弱まっていきます。
そうなっていくと企業はその人に対して
- 十分なキャリアを用意できない
- 給料を上げることはできない
- 場合によっては退職をお願いするしかない
といった状況が発生し得るのです。
副業を始めるメリット
以前も「会社員ほど複業(副業)せよ!」ということを書いたのですがメリットということで改めてまとめます。
副業するメリット
- 能力開発ができる
- 副収入があることで精神衛生がよい
- 自信と安心が手に入り、本業でのパフォーマンスUP
- モテる
- 業界外の知見が手に入る
- 失敗しても大丈夫な起業体験ができる
- 経営者目線が身につく
- 本業との別の人脈ができる
- 経営者と話があい、さらに人脈が増える
など多くのメリットがあります。
始める以外の選択肢がなさそうです。
副業をするとしたら何から始めればいい?
具体的に「副業」をしたいと思ったときに何から始めればよいか。
いろいろと手段はあります。
その中で自分に合いそうなものから順々に進めて、自分に合うもの、稼げそうなものから始めるのがよいです。
物販
物販とは”モノ”を売るということです。
モノを売るためにはモノが必要です。
モノを販売する方法は以下です。
<仕入れ先例>
■ Alibabaから輸入して販売する
必要なもの:資金10万円、基礎レベルの英語力(ミニマム開始資金10万円 運転資金0-数万円)
Alibabaからものを輸入して売る方法です。
例えばAlibabaから枕を輸入をし、BASE、メルカリ(特典付き紹介コード:DFMWJR) 、Amazon、ヤフオク、Yahooショッピング、ジモティで販売するという方法です。
下記の画像にあるように、日本で2000-3000円くらいで販売されている枕が一つあたり600円くらい、送料込、でも1個1000円しないで輸入が可能です。(関税無税)
2500円で販売したとして、粗利率60%
かなりの儲けとなります。
■ CtCマーケットから仕入れてCtCマーケットで販売
相場よりも安く売っているものを仕入れて、別のもしくは同じマーケットでより高い価格で販売することで販売差益を得る(せどり)
参考:オークファン-実際にどの商品がどの程度の価格で販売されているのかをしることができるサービス。相場を知りたい場合、相場より安いものは中古品として仕入れて、相場の価格で販売することで儲ける「せどり」なども行うことができる
<販売先例>
それぞれの販売ルートの特徴を簡単に紹介します。
■BASE
登録・利用無料
(販売時:カード利用の場合3.6%+40円、後払い6%
銀行振込:2万円未満 750円、2万円以上 250円 )
自分で立ち上げるネットショップです。簡単に誰でも登録・自分のショップ作成が無料でできます。
自分で立ち上げも、ショップはショップとして広告やなんらかの手段を講じないと掲載だけでは販売は難しいですが新品の物販を行うのであればチャネルの一つとして開店しておくべきです。
- 無料でオリジナルオンラインショップが開店できる
- アプリで多くのユーザーにアクセスできる
- 店舗は20万店もあるので独自の施策をしないと即売り上げにはつながらない
利用している顧客層は女性、所得層は低~中程度
■メルカリ(特典付き紹介コード:DFMWJR)
利用無料
(販売時に手数料で売上額の10%が引かれる)
今や日本最大級のCtoCマーケットとなったメルカリ。
おそらく今あるプラットフォームで一番活況で販売しやすいプラットフォーム。
とにかくUIにこだわり簡単に販売が可能
■Amazon
利用料:月額4980円+販売手数料
Amazonに販売業者として登録して販売。販売サイトとしては、楽天を抜いて一番の販売力を持つ。
販売力が強いので一度いいレビューをある程度集めると放っておいても販売がすすむ。手数料をもっとかけても大丈夫であれば、在庫などをAmazonに入れて、手元はなにもない状態で販売も可能
利用者の所得層は中~高が多い
■ヤフオク
利用料無料
(アプリの場合:フリマ、オークションともに利用料無料、販売時 Yahooプレミアム会員フリマ手数料8.64%、非会員フリマ手数料10%、オークション手数料一律 8.64%
ウェブの場合:フリマ利用料無料、オークションはYahooプレミアム会員のみ可、販売手数料は Yahooプレミアム会員フリマ手数料8.64%、非会員フリマ手数料10%、オークション手数料一律8.64% ※Yahooプレミアム会員は月額498円)
言わずと知れた日本最大のオークションサイト
新品・中古品問わず販売ができます。ユーザーも多いので相場より10-15%安く価格設定すれば問題なく販売可能です。
利用者の所得層は低~中
最近はCtoCというよりも、BtoCマーケットになりつつある。
メルカリと同じく用意に販売が開始できる
■Yahooショッピング
利用料無料
手数料(アフィリエイトやTポイントの料率により大きく違う。自分で設定可能)
BASEと同様に無料で利用できるECモール
BASEよりも利用者は多いがヤフオクよりも利用者は少ないです。
利用者の所得層は中が多い
■ ジモティ
無料の掲示板サイト
販売なども一切手数料はかかりません。
モノを手渡しで渡すことも多く、出されているものは圧倒的に中古品が多い。
利用者の所得層は低
顧客の質などが一番よくないので利用には注意が必要なケースもあり。
■ スキル販売・サービス提供
仕事や趣味で得たスキルを販売することで、スキルを磨きながら収入を得る
ココナラ
利用料無料
販売手数料は
販売総額 | 手数料 |
---|---|
1円〜50,000円以下の部分 | 25%+税 |
50,000円超〜100,000円以下の金額部分 | 20%+税 |
100,000円を超える金額部分 | 10%+税 |
自分のスキルを販売する場所。特徴としてはオンラインで完結することがらのみを販売することが可能。
例えば、似顔絵を描いて販売する、SEOに関する知識を提供、持っているウェブサイト(ブログやメディア)に被リンクを提供することで収益を得る、Twitterのフォロワー・LINE友だちに拡散することで収益を得るなどが行える。
元はワンコイン500円から販売できるというサービスで始まり、500円から出品が可能
販売手数料が高いので実績作りやテストマーケティングとしておすすめです。
スポットコンサル(ビザスク、ガイドポイント)
今までの仕事の経験・専門性を生かし、企業へアドバイスすることで対価を得るサービスです。
■ビザスク
スポットコンサルを先駆けてサービス提供をしている会社です。
私も登録し、1時間のインタビューで3万円をもらったことがあります。
頻繁に自分の経歴にマッチするものがあるわけではないので、送られてくるメールなどから必要であれば受けるという形で臨むのがよいです。
とりあえず、登録しているだけで、棚ぼた的にお金が入る可能性があるサービスです。
ちなみにコンサルティングとしていますが、業界のことや、事業を通じて経験したことを就活の面接のように聴かれるだけなので特に準備などもあまり必要ありませんでした。
ちなみに副業禁止という方に、対価を受け取らずに寄付という選択もとれるようになっているので、副業禁止の方でも気軽に受けていただくことができます。
■ ガイドポイント
こちらもビザスクと同様のサービスでシンガポールの会社が運営しているものです。案件としてはGlobalな外資系企業が日本に参入する際にインサイトを得たく行っているものが多く英語でのコミュニケーションができる人向けのサービスです。
近年日本でもサービス展開を本格化させる流れなので、日本語での案件も徐々に増えている状況です。
■講師として稼ぐ
言語や、スキルなどを自身の持っているスキルを人に教えることで稼ぐ方法です。
スキル系はスキルを求めている人も会社員の方などが多かったりするので、会社員勤めの人でも仕事の後や、土日を利用して稼ぐということがしやすいものです。
■ストアカ
通称ストアカと呼ばれている、ストリートアカデミーというサービスです。
利用料無料
利用手数料は、自分で集客した場合 10%、ストアカが送客した場合10~20%
こちらを利用し、自分の教えたいスキル(例:プレゼン、資料作成、マイクロソフトオフィス、記憶術、英会話等)を教えることでお金を稼ぐという方法です。
教える内容にもよりますが、
・人に伝える力
・資料作成スキル
などビジネスマンとして必須のスキルが磨けるのでおすすめです。
セミナー会場
利用者
などで借りると1時間あたり、1000-2000円程度で駅近の会場などが借りることができます。
またもし余っているスペースなどがありますと、登録し、遊休時間を収益化することなども可能です。
最後に -始める際の注意点
・会社からの承諾
副業がOKになる兆候が出てきたもののまだ圧倒的多くの会社は副業禁止です。副業禁止の場合、副業をすることで勤務先の会社とのトラブルなども発生しえるので、会社との関係性や自分の露出度、キャリア選択などを考えた上で実行ください
・税金(任意で個人事業主の届け出)
収益が上がってきたときに気を付けなければならないのが税金です。会社員として副業として行うのであれば20万円までは確定申告をせず、そのまま収入としてもらって問題ありませんが、20万円を超えた時点で収入の申告を行い、税金をおさめなければなりません。
もし個人事業主の場合、所得が38万円以下であれば確定申告は不要です。