時代を逆行するビジネスに成功の道があった

時代を逆行するビジネスに成功の道があった

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効率化の時代にあえての逆行


最近見つけたおもしろい会社があります。
それは宮崎に本社を置き九州で11店舗を展開するハンズマンというホームセンターです。

こちらのおもしろいのが

「ひたすらお客様のニーズを拾い続ける」

ということ。

商品には「ペットボトルのふた」「ゴム手袋の片方」「ねじ一本」などがある。
勝って一部なくしてしまったもの、買っても大半使わないでしまっておいてしまうものなど
非常に細分化して販売をする。

このような商売ができあがった背景はお客様からの声です。

「こんなのはないの?」
「こういうものも置いてもらえたら助かる」

そういう大手が無視してしまうような細かいニーズに
対応することで、お客様に満足いただき、
商売を成り立たせています。

 

ニーズの把握


新しくビジネスを行おうとしたときにだいたい思うことが、
「このようなニーズがある」
「これはチャンスだ」
と思うのですが分析をしたり実際に動いてみると
「ニーズがずれていた」
「確かにニーズには合っているが収益化が難しい、もしくは時間がかかりリスクが大きい」
など、さまざまな理由でビジネスが行われていないということがわかったりします。

こちらのビジネスももし、大手企業などが株主でいた場合、
なかなかできるビジネス形態ではありませんが、
この会社は成功させています。

もちろん通常のDIYのホームセンターで取り扱っているような製品も扱っていますし、
完全にニッチな製品も扱っています。

 

ニーズを網羅的に拾うことのリスク


大きな在庫リスク
従業員の固定費(業界平均の3倍のスタッフの配置)

を抱えながら、顧客のニーズを広く抑え、拡大しているビジネスです。

「これが欲しい」
「これは無駄にしたくないからなんとかできないか」

そういうものを大切にする日本人気持ちをしっかりと捉え、
地域に密着し、価値を提供し信頼を得て利益を稼ぐ。

効率化、少ないリソースで、なるべく固定費を減らし、リスクを減らし、

「利益の最大化」

それだけを考えて働き続けていた自分からしたら完全なカルチャーショックでした。
今後、他の分野でも新規のスタートアップは習うべきビジネススタイルのひとつです。

参考
http://www.handsman.co.jp/

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