言語化の難しさ

 

頭の中のイメージを伝えるのには、
自身の脳にあるイメージを明確にし、
そして、「相手に合わせて言語化をする」
という作業が必ず必要になってきます。
「自分の中でイメージしているものと、出てきた言語が違ったとき」
「出てきた言語に対し相手との認識レベルに差異があったとき」
に誤解が生まれたり、コミュニケ―ション時間が余計にかかる
ということが起きます。
マーケターとして仕事を始めた当初上司に言われたのが
「ドキュメンテーションをしっかりとしなさい」
上司は理解力があったので、資料もメールも大事なところだけで伝えていました。
上司に言われたことは
全国の営業マン向けに伝えるとなった際には自分の意図は何倍にも薄まる、もしくは自分の意図しないところに注目がされてしまい、伝えたいことが顧客には伝わらない。<これしかない>というレベルまでしっかりと練り、考え込み、言葉を固め、ぶれることなく伝える形にしないと、全国での売上は上がらない。言葉一つで売上何百万も影響すると思い資料を作ったのか?」
言われてみればその通りであり、
自分の思考が足りていませんでした。
営業が補足して説明するから大丈夫という気持ちで作った資料では
思った通りには売れず、自身が会社に対して十分なバリューを出せていないということに気づきました。
「伝えること」は同じでも
使う「言語・表現」は人によって変えないと伝わらない
ということがよくあります。
「伝える相手は誰なのか」
そして
「伝える相手の目線に立ち、言語化をしていく」
ということの大切さ、むずかしさを再認識しました。

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