おもしろい会社ピックアップ 2 - カヤック

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おもしろ会社シリーズ


こんなん続くのかーいという疑問はさておき、おもしろい会社2つ目としまして「カヤック」という会社です。

面白法人カヤック」と銘打つだけある会社なので非常におもしろいです。むしろこれが一つ目として書くべきだったのかもしれません。

1ページ目を見ただけで、「必殺技」「面白株主」など普通の企業ではない面白フレーズが満載です。

ウェブサイトを見ただけでここまで面白い会社は正直存在しないと思います。

 

経営理念でSEO1番


ちなみに「経営理念」とググルと1位表示されるのがこの会社です。

すごく好きなページですでに何回も見てしまっています。

その会社の社員でないのにファンを作り出すことができてしまうページつくりをしている、

おそるべき会社なのです。

 

以下カヤックの経営理念より引用です。

 

つくる人増やす

つくることは、自分を見つめること。

人は、つくることを通して、自分が
「何を美しいと感じ、何を醜いと感じるか」
「何が好きで、何が嫌いか」という価値基準を知る。
そしてあらゆることを、
自分のモノサシで見つめられるようになれば、
人の受け売りではない、自分なりの幸せになる方法が見えてくる。
つくることは、1人ひとりが幸せになる社会につながっていく。

つくることは、誰かに与えること。

つくるという行為は、人を楽しませ、感動させる。

そこには、相手がいる。反応がある。
だから人は、つくることを通して、
「他人の喜びが、自分の喜びになる」という感覚を知る。
そしてその経験は、積み重なり、いつか、
社会の喜びを生み出そうという気持ちへ、つながっていく。
だから、つくる人が1人でも増えれば、社会はきっとよくなる。

つくらない人を、つくる人にする。

つくるのを忘れてしまった人を目覚めさせる。
それが、カヤックの使命。
すでにクリエイターである人の支援だけにとどまらず、
オープンに、気軽に、「つくる喜び」を広げる場所をつくる。
そうすれば、多くの人が「つくる人」になるきっかけができる。
そしてもちろん、カヤック自身も、楽しくつくり続ける。
楽しそうに、つくり続けている僕らを見て、
自分もつくりたいと思う人が、きっと増えるから。

経営理念を、社員全員が暗唱できる組織にする。
経営理念こそが、その法人の存在理由だから

「人は、何のために生きているのだろう?」
この問いに、答えられる人は少ない。
そもそも、答えなんてないかもしれない。
でも、この問いに迷いなく即答できる人は強いと思う。
人の信じ込む力、思い込みの力は、すごいから。

たぶん、それは法人とて変わらない。
カヤックという法人が、何のために生きているのか?
その問いに、社員全員が即答できれば、強い組織になる。

強くなくてもいいんじゃない?
そう言う人もいるかもしれない。
人は、生きているだけで素晴らしい。
だから別に、強くなくたっていい。

でも、法人の場合は、強くないとなくなってしまう。
だから、強くなるために、何のために生きているのか、
迷いなく即答できるようにならないといけない。
そして、その答えこそを、経営理念にしたい。


では、もう1度問う。
「人は、何のために生きているのだろう?」

「幸せになるため」というのが、比較的多い回答例。

「幸せにならない」という選択をあえてするのもありだけど、
多くの人は、幸せになるために頑張っているのではないか。

では、続けて問う。
「どうしたら人は幸せになれるのだろうか?」

そのひとつの解が、「人に感謝したり、感謝されたりすること」
人は、人との関わりの中で、幸せを見つける。
人生とは、人間関係そのものと言うこともできる。

ここまでは、きっと、法人も同じだろう。
法人も、幸せになるために生きている。
経済活動という方法を通して、社会に貢献し、
感謝したり、されたりして幸せになる。

だからこそ、法人の存在理由には、
「社会貢献」というキーワードが出てくるのだろう。
もともと、すべての法人は社会に貢献するために存在する。

法人は、利益を出すために存在するのではない。
利益は、社会貢献を達成するための手段にすぎない。
社会に貢献するために、利益を得る必要があり、
社会に貢献した結果の対価として、利益が得られる。


では、しつこく問う。
「カヤックは、何のために生きているのか?」

この問いに、ここまでの流れを整理すると、
「経済活動を通して、社会に貢献し、社会に感謝し感謝され、
その結果、カヤック自身が幸せになるため」
ということになる。

至極まっとうで、普遍的なことを言っている。
でも、この表現を経営理念にしてしまうと、
普遍的すぎて、ほかの法人と同じ経営理念になってしまう。
だったら、もう1歩踏み込んだ問いが必要なのだろう。
それが、「どのように社会に貢献するのか?」という問い。
この問いに対する回答を経営理念としたい。

人の価値観が、一人ひとり違うように、
法人の価値観も、一社一社違う。
価値観が異なれば、社会に貢献する方法も異なる。

音楽の会社なら「音楽でラブ&ピースな世の中をつくる」とか。
スポーツの会社なら「スポーツで社会を健康にする」とか。
ここまで踏み込んで、その法人にしか言えない言葉になる。

では、カヤックにしかできない社会貢献の方法とは何か?


「つくる人増やす」

「世の中につくる人を1人でも増やす」ことで、
カヤックは社会に貢献する。

これなら、なかなかシンプルで良いのではないだろうか。

あまりにも奇抜すぎる言葉にしたり、詳細に書きすぎたりして
解釈が狭くなりすぎてしまうのも経営理念に適さない。
なぜなら、経営理念はその会社の存在理由でもあるのだから、
その経営理念が古くなってしまうと、
その会社そのものが社会に不要になってしまう。
だからこそ、経営理念は、ある程度、本質的であり、
普遍的であるべきなのだろう。
今後の環境変化、事業変化にも対応できる幅の広さが必要なのだ。

そして、これぐらいの短さなら、誰でも覚えられそうだ。
法人の存在理由である経営理念を、社員が1人も覚えていない。
そんな組織は最悪だろう。
忘れないために、毎日朝礼で復唱して暗記するのも
ひとつの方法だけど、そういう言葉よりも、
一言で、みんなが覚えられて、力をもった言葉にしたい。
ひとりひとりが考え、クリエイティブであり続けられる。
だからこそ、この経営理念になった。

カヤックという法人が、どこに進んだらいいか迷った時、
それを思い出せば、ちゃんと道しるべになる言葉。
僕ら自身を正しい方向に導く羅針盤。
それが、この経営理念。

つくる人を増やすつくる人を増やす

面白く働く、趣味が仕事のような人たちになる。

ずっとクリエイティビティを失わない集団であるという会社であるということです。

今後、将来的なさまざまな企業のファンクションはITにおいて、人工知能、IoTで代替されていくでしょう。

しかし、この手の会社は何一つおそれることはありません。

5年後が見えないといわれている時代。

15年後でも確実に会社として社会に意味を見出せると言い切れる会社のひとつがこの「面白法人カヤック」であると言えます。(心配してないけど、つぶれたりはしないでね。。。笑)

 

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