英語を話せるために必要な3つの能力

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「英語が話せたらもっと給料が上がるのに」


英語学習方法

 

日本人のほぼ全員の人が英語学習において一度くらいは挫折した経験があるのではないでしょうか。

  • 外国人に道を聞かれたとき
  • 学校の期末テスト
  • 海外旅行に行ったとき
  • 上司の外国人とコミュニケーションがうまくとれなかったとき

 

 

私は学校の小テストでアルファベットを覚えると作業で挫折した経験者であり、

短期留学中の最初の5日間で一生英語が話せないんじゃないかと挫折した経験があります。

 

英語ができることのメリット


そんな何度も挫折した私が英語を学習しなければいけないと思った理由として、何点かあります。

  • 稼げる給料額が違う
  • グローバル化が避けられない(外国人に勝てない)
  • モテる(生存競争に勝てる)
  • 住む国を選ばないで済みリスクが低い

以上の理由をモチベーションにがんばりました。

これは私だけなく、ほとんどの方に当てはまる理由のひとつではないかと思います。

以前は旅行が楽しくなる程度だったかもしれませんが、特に今の 20代 30代

必須になる時代が見えているのに十分な教育、勉強ができていない世代です。

それより下の世代になってくると話せるようになっている人も多くなってくるので、

完全に人材の空白の世代になりえる人たち(私を含め)なのです。

 

「英語。やったほうがいいのはわかっているんです。」


やらなきゃいけないのはわかっているけど、

“英語を話したいが何からしたらいいかわからない”

“何が一番重要なのかわからない”

といったことをお聞きします。

目標は人それぞれによって違うのでなんとも言えないというのが正直なところです。

 

そのため、某スピードラー○○○など、

さまざまなことを鵜呑みにして、「これだけできれば話せる」と思われがちなのですが、

話せるようになる能力は3つに分解することができ、そのバランスこそが大事なのです。

 

ここで「話せる」としての定義は

一方的な「スピーチ」や「プレゼンテーション」ができるようになりたいというわけではなく、

相手があって上で「英語で会話」ができるようになりたいという前提でお話します。

(参考:「スピーチ」や「プレゼン」は必要事項を書き出す「ライティング能力」と「暗記力」でできます。)

 

英語が話せるようになるための必要なスキルファクター(要素)


ここで、英語を話せるようになるために必要な項目を分解してみましょう。

1.文法力

2.英単語・イディオム力

3.異なる周波数を聴く聴力

以上の三つの能力がバランスよく鍛えることができれば英語が話せるようになります。

 

 

1.文法

「文法なんていくらやっても英語は話せるようにならない」

こういったことをたくさんの人からよく聴きます。

しかし、断言できます。

 

このような考えは間違っています。

 

“文法こそが英語を話すための最短距離のツール”

なのです。

 

「文法を学んでも話せない」という人の話の意味を言い換えると、

「問題集の文法を問題を解いていても英語は話せるようにならない」

です。

これは正しいです。

 

“文法=英語のルール”

です。

 

ルールを覚えることは大事なのです。

なぜルールを学ぶことが一番大事なのか。

もし、文法を知らなかったとしたら

⇒「何度もトライ&エラーを繰り返す」そして10から15の英文を覚え、「こういう決まりがあるのではないか」

と自身でルールを探し出す

⇒そのルールを元に新たな英文を見るたびに検証、確認

⇒場合によっては修正を加える

⇒文法(英語の法則)を自分の中に作り出す

という作業をしていくことになります。

 

結局は自分で文法を作っていくか、最初からまとめてあるものを覚えるか、

の違いなのです。

 

英文法を理解し、ひとつの英文を覚えれば済む作業も

自身で文法を構築する方法を選んでしまうと、最短で成果をあげることが目的であれば、

無駄に時間を浪費していることになるのです。

 

ルールは基本。

 

基本がなければ知識を積み上げることは困難です。

毛嫌いをせずに文法を学びましょう。

 

2.英単語・イディオム

次に重要なのは英単語とイディオムです。

 

基本的な会話においては中学レベルまでの英単語・イディオムを理解し使える必要があります。

 

これさえできれば会話でなく、一方的に相手に気持ちを伝えることができるようになります。

 

英単語・イディオムは完全に覚えるのも大事ですが、流し見でもいいので、

たくさんの英単語に触れていてください。

 

「会話をする」この点にフォーカスを置いた際に重要になってくるのは英単語力です。

 

意味を完全に覚えていなくとも、

なんとなくでも英単語を見たことがある、知っている

ということも非常に重要なのです。

なぜかと言いますと「人は知らない単語は聞き取れない」からです。

これは何も英語には限りません。

 

日本語でも「知らない単語」、「経験上音の流れが予測できない単語」は聞き取れないのです。

実際に私が新卒で大阪で働いていた際に電話で聴いた単語で、

「喜連瓜破(きれうりわり)」

という地名があったのですが、2回聞いても聞き取れませんでした。

 

もちろん日本語なので、一文字一文字はひらがなで分解した際に聞き取れない音はありません。

 

しかし初めて電話で聞いた音の組み合わせの地名なので

「きりう?きりうりわり?きれうりわり?」

と聞き取ることができませんでした。

 

なぜこのようなことがおきるのかといいますと、

脳が自分の知っている単語にアクセスできなかったためです。

一方で、一度でも聴いたことがある、見たことがある言葉に関しては脳はすぐに処理ができます。

 

新入社員ですと、電話取りもあわててしまい、

よく会社名、担当者が聞き取れないということもあります。

 

これも取引先の会社名を一度耳にしている、担当者の名刺を見たことがある状態ですと、

このようなことはおきないのです。

 

つまり、意味は知らなくとも英単語を知っているということが聞き間違いや、

どこまでがその単語で、どこからが次の文章が始まっているなど、

頭の中での処理方法が変わります。

 

リスニング中に一度トレースできなくなってしまってから、

知っている英単語を探しだし会話の理解に追いつくのには時間がかかり、

その過程で大きく空白ができてしまい、言っていること全体がよくわからなくなってしまうのです。

 

意味を覚えられていなくとも、できるだけたくさんの英単語・イディオム表現に触れていきましょう。

 

3.異なる周波数を聴く聴力

なぜ英語が聞き取れないのか、というもうひとつの原因は周波数です。

英語もアメリカ英語とイギリス英語で話している周波数(ヘルツ)が違いと言われています。

 

ざっくりとわかりやすく、仮に1-10までの数字で周波数を表すとします。

 

そして日本語で話している周波数の範囲を4としましょう。

 

その際、アメリカ英語が7、イギリス英語が10の範囲の周波数を持ちます。

 

そのため日本人は英語が聞き取りにくいのです。

そしてイギリス英語の方が難しく感じる傾向があるのです。

 

また、さらに興味深いのが

「アメリカ人もイギリス人の英語は集中していないとたまに聞き取ることができない」と言い、

「イギリス人はアメリカ人の英語は問題なく聞き取ることができる」という点です。

 

イギリスにおいてもアメリカ英語に触れる機会はアメリカのそれより多いというのもひとつありますが、

やはりカバーしている音の周波数域が違うというのが一番大きな原因なのです。

 

つまり、耳を鍛えるために「周波数の広い英語に慣れる」ことが非常に重要となるわけです。

 

リスニングの練習、シャドーイングをする際には周波数域の広いイギリス英語も混ぜて行うことが、早く英語を上達する秘訣でもあるのです。

具体的にリスニング、シャドーイングの方法などについてはこちらに紹介してあります。

 

グローバル化が避けることのできない社会情勢、英語できるだけでとることのできる情報量は大きく違います。

それを知っている中国人、韓国人は、英語を第一言語に育てる親が日本人よりもはるかに多いことはご存知でしょうか。

英語はあくまでツールで、手段でしかありません。英語ができる全ての人が優秀なわけでもグローバル人材なわけでもありません。

しかし、今のあなたに英語というものがプラスになるということは確実に大きな武器になるということは間違いありません。

英語ができないことが「マイナス」にしか働かない時代は目前です。

今、今日から少しずつでも英語学習を始めましょう。

 

こちら宣伝です。

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